語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2007-07-25

読み終えました

 

読み終えました。"La Rabbia e L'Orgoglio"

 

英語版はこちら

Rage and Pride

 

9/11のテロを受けて、怒りにまかせて著者が叫び続けるという感じのスタイルです。

 

これのAudio book などあれば、スピーキング練習に良いなと思いました。

(海外生活ではきちんと怒ることが大切です)

 

イタリア語版では元々CD付きも売られていたようです。

 

著者が女性なので、あちらこちらで女性形が出てくるのですが、話者が女性で女性形なのか、目的語が女性名詞なので女性形なのかなど、文法知識を試されている感じでした。

 

久しぶりに目にしてジンと来たフレーズ。

軍から15,670リラをもらえることになった著者は

"Mi pareva scorretto accettarle per aver fatto il mio dovere verso la Patria."

 

"il mio dovere"

 

良いですね。

 

ミラノで働いていた時の同僚で、仕事の中で "Grazie" と言うと、"Dovere"と返してくる人がいました。

 

"dovere" もそうですが、"il mio dovere verso la Patria"

 

大事なことですよね。

 



琴光喜関、大関昇進

 

いやぁ、おめでたいですね。

 

蹲踞(そんきょ)の姿勢からまっすぐ上に立ち上がる琴光喜が好きです。

 

さて、お相撲さんのことを、●●関と呼びますが、この「関」はどこから来たのでしょう。

 

今日のニュースで映った映像には、「琴光喜 関」と「関」の字が離れてしまっているものもあり、ナンシー関さんを思ってしまいました。

 

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習者へ

 

美学生と

 

先週、美学生のJさんとお話しする機会がありました。

 

話は少し脇道にそれて、日本語の三文字熟語の場合、その造りが、「1+2」「2+1」「2+2」など、パターンがあるわけですが、それを我々は瞬時に判断するわけです。

 

例えば、大学生は、大きな学生ではなく、大学の学生です。(2+2)

これに対し、大貧民は、大きな(ひどい)貧民です。(1+2)

食用塩は、食用の塩ですから、2+1。

 

話を戻して、美学生のJさんですが、2+2であり、1+2です。

 

言語をテーマとしている私に対し、演劇や音楽や美術を相手としていることから、それらと文字表現の橋渡しについての話はとても面白かったです。

 

これまで私が書いてきたフィルターの話もピッタリ来ましたし、踊りと演奏で会話する様な話も、理解頂けたと思います。

 

語学の話を越えたところで盛り上がって、非常に興味深いひとときでした。

 

興味深かったのは、Jさんの実験、「人間はパッケージにどのくらい影響されているか」

 

マックとロッテリアモスバーガーハンバーガーを買ってきて、それぞれをミキサーに入れて飲み比べる。

 

結果、「どれも美味しくない」ということが分かった。というものです。

 

ミキサーにかけると何でも美味しくないような気もしますが、松屋の牛丼は食べられたというので、そうとも言い切れないのでしょう。 

 

ハンバーガーだけを、マクドナルドというコンテキストから取り出して評価するというのは、ハンバーガーにとっては「あまりの仕打ち」かも知れません。そのように売られることを想定していないからです。

 

ベラ・ゾルタンが『言語と気分』の中で「言語の音響的現象を、その意味から生じる効果から切り離すことはできない」と言っているのと近いと思いました。