語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力 コミュニケーション能力 = (1. 積極的に会話をしようとする意気込み) + (2. 外国語の能力) + (3. 論理的に展開する能力) + (4. 話の中身) でしょうか。 1については、必要に迫られれば誰でも会話をしようとするのですが、普段の会話…

母語

母語 田舎の祖母はすっかりぼけてしまって、私のことなど忘れています。 歳を取ると子供に返ると言いますが、話に出てくるのは祖母の子供の時のことばかり。 言葉もそうなのかも知れません。 バイリンガルのおじいちゃん、おばあちゃん。 ひょっとしたら母語…

外国語は母語を超えられない

外国語は母語を超えられない 「外国語は母語を超えられない」と何冊かの書物に書かれていました。 いずれの場合も、何の説明も論拠も無しに、言いっぱなしです。 感覚的には、「英語が日本語よりうまくなることはないだろうなぁ」と思うのですが、言い切るた…

2005-09-27

An Inspector Calls An Inspector Calls (Penguin Modern Classics)Penguin Books Ltd 「An Inspector Calls」を読みました。 12月にうけるケンブリッジ英検(CPE)の課題図書の一つに入っていたので読んだのですが、 面白いっ ! 行きの電車とお昼休みとで一気…

単語

単語 辞書も、文法書も、言語活動を描写したに過ぎません。 我々が母語を習得する際に、辞書や文法書のお世話にならなかったことを考えれば、外国語においてもそのように習得することは可能のように思えます。 母語の習得であれば、周囲の言語活動を観察し、…

「読んで身につけた」40歳からの英語独学法(笹野洋子著)講談社+α文庫

「読んで身につけた」40歳からの英語独学法(笹野洋子著)講談社+α文庫 今日ブックオフで105円で買いました。 「読んで身につけた」40歳からの英語独学法講談社 一時間くらいで、あっという間に読んでしまいましたが、ほとんど何も残りませんでした。 40才過…

「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」 その2

「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」 その2 「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」黒田龍之介著(現代書館)の続きです。 ・発音記号について 「かつての英語教育ではこの国際音声字母がたいへん重視され、世代によっては中学校の英語の時間…

2005-09-22

英語の早期教育について 大人になってみたら必要なのは英語ではなくフランス語だったという人もいるでしょうし、ロシア語だったと言う人もいるでしょう。 そうした中で、小学校(あるいはそれ以前)から、英語に時間とお金をつぎ込むべきかどうかについては、…

否定疑問

否定疑問 否定疑問文はわかりにくいですね。 Don't you have a brother? みたいなやつです。 日本語的には、男の兄弟がいない場合には、Yes と答えてしまいそうですが、英語的には No と言わなければいけないところです。 ところが、この調子でイタリア語を…

さらに、音

さらに、音 音に関しての私にとってのバイブルは「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫です。 その続編、「再びなんで英語やるの?」文春文庫と、「英語は日本人教師だから教えられる―アルファベットから始める英語教育改革試案」も大きな刺激を与えて…

超「高速」勉強術 (椋木修三著)成美文庫

超「高速」勉強術 (椋木修三著)成美文庫 超「高速」勉強術 (椋木修三著)成美文庫を読みました。 直接外国語学習には関係なく、また、どの本に推薦されていたかもすっかり忘れてしまっていたのですが、購入予定リストにいつの間にか追加されており、たまたま…

2005-09-16

語彙 語彙をどうやって増やすかというのは、課題です。 千野栄一「外国語上達法」には、語彙数のターゲットを決めて積極的に覚えることを薦めている。 「いくら覚えてもきりがない単語の学習には、目安が必要である。使いもしない語を無理して覚えるのは、ナ…

日本人の音の多くがアメリカ人には聞こえていない?

日本人の音の多くがアメリカ人には聞こえていない? 二日続けてメインサイトからのコピペでしたが、今日も続けて... 「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫を読んでショックを受けたことの一つは、日本人の音の多くがアメリカ人には聞こえていないとい…

発音トレーニング

発音トレーニング 英語にしろ、フランス語にしろ、発音がなかなか壁になります。 日本語の持つ音が少ないから、日本語にない音を聞き分けて発音し分けるのが難しいのです。 結果的に、(特に成人してから)外国語を学ぶ際に、発音の壁を越えられずに挫折するケ…

音 日本人の英語は日本アクセントで良い。 これは○ 日本人の英語はカタカナ英語で良い。 これは× 外国に行くといろいろなアクセントの人がいます。 イギリスにはアイリッシュ、スコティッシュ、インディアン、チャイニーズたくさんありました。 アメリカでは…

フィルターって?

フィルターって? そう言えば、フィルターの定義をしていませんでしたでしょうか。 イメージ的には、外界の言語表現(written/spoken)と、頭の中のイメージを介在するものです。 この考えを最初に私にくれたのは、 「たった3ヶ月で英語の達人」志緒野マリ著(…

「私の外国語上達法」安原顕 編 メタローグ

「私の外国語上達法」安原顕 編 メタローグ 「私の外国語上達法」安原顕 編をだいぶ前に読み終えていたのですが、コメント書く気になれず、放っていました。 なかなかブックオフで見つからなかったので、アマゾンのマーケットプレイスで、半額ちょっとで買っ…

文化を知る必要は本当にないのか

文化を知る必要は本当にないのか 「語学取得に文化背景は不要」と言う話を先日書きましたが、読者のみなさまから大きな反響が一件だけ面と向かって口頭で届けられました。 「キリスト教や、文学作品に題材を取ったスピーチがあるでしょっ!」 おっしゃる通り…

モチベーション

モチベーション 日本国民全員が英語をやる必要はないにしても、様々な理由で(仕事で、研究で、趣味で)勉強しなければならない人たちはいらっしゃるわけで、その場合はモチベーションの維持が課題になります。 仕事や研究で切羽詰まっていれば当然やるのでし…

語学やめますか?人間辞めますか?

語学やめますか?人間辞めますか? 世の中のほとんどの論調が、 「外国語は出来た方がよい」 「外国語はやるからには完璧になるのがよい」 というもので、 「外国語など出来なくても良い」 「外国語をやるにしても、中途半端でも良い」 という声はなかなか聞…

TOEIC

TOEIC 外国語を始めると、どうしても四技能をすべてカバーしないと駄目だという思いこみがあります。 千野栄一さんの「外国語上達法」は、そんな気持ちを楽にしてくれます。 インプットだけ必要な人は、インプットだけ勉強すればよいのです。 海外の専…

英検1級

英検1級 英検1級というのは、内容も少しずつ変わってきているようですが、やはり難関の試験です。 私は海外に出る前に2回受けて、2回とも一次で不合格。 こいつは一生受からないなぁと思いました。 それが海外から戻ってきて受けたら一度で合格して、し…

赤の女王仮説

赤の女王仮説 赤の女王仮説 Red Queen hypothesis というのがあります。 「鏡の国のアリス」の中で、「赤の女王がアリスに『同じ所にとどまろうと思うなら、全速力で走りつづけなさい』と言った」という一節からの命名です。 周囲が動いているために、その場…

2005-09-01

語学の方程式 ? 私の趣味は英会話です 3 他方、 「アルバート・メラビアンという学者の論文によれば、人間どうしの日常的なコミュニケーションの際に、純粋に言葉のみによって伝達される部分はわずか七パーセントで、残りの九三パーセントは声の調子や顔の…