火曜のものしり英語塾 造語法
火曜のものしり英語塾 造語法
火曜のものしり英語塾は、英語の造語法をやっていました。
unfriendliness という単語を例に出し、いろんなパーツで単語が出来上がっていることを説明していました。
un- には否定の意味があります。
ハッピー(happy)でないことがアンハッピー(unhappy)
ラッキー(lucky)でないことがアンラッキー(unlucky)
それを聞いていて謎がむくむくと頭をもたげてきました。
「じゃあアンドーナツはドーナツでは無かったのかっ!!」
などと神保町を歩きながら考えていたのですがさらに疑問が。
最近、不定冠詞/定冠詞/部分冠詞/ゼロ冠詞と、冠詞に悩まされていたものですから。
「アンドーナツと聞いた人は、an doughnut と聞き間違えるのではないかっ!! それではアンドーナツを頼んでもただのドーナツが出てきてしまうではないかっ!!」
実際には doughnut が子音から始まっているので、不定冠詞は a で、an にはなりません。心配する必要は無かったわけです。
ところがっ!!
フランス語でも doughnut と言うらしいのですが、男性名詞なので不定冠詞は un (アン)となります。
「アンドーナツ、シルヴプレ」と言ったときに、un doughnut と言ったのか、アンドーナツと言ったのか、分からなくなってしまいます。
これは大変な問題です。
電子辞書の和仏辞典でドーナツを引くと pet-de-nonne という単語も出てきました。(これも男性名詞)
pet は 屁、おなら
nonne は尼さん
の意味ですので、そのままでは「尼さんのおなら」という意味になります。
食べ物にどうしてこのような名前が付いたのかは謎ですが、おそらく「屁」と「尼」という字が似ていたからでしょう。
(先生、これはフランス語の問題です。)
などと言っている間に大手町に近づくのですが、pet の発音が「ペ」なものですから、頭の中では林家ぺーの顔がグルグル回っているのでありました。