2007-11-27
偽りの友
一つの言葉が別の言語に移植される間に意味が異なってしまった単語はいくつもあり、翻訳の世界では 「偽りの友」(faux amis)と呼ばれるという話は何度か書きました。
例えば
ignore(英)無視する <-> ignorer(仏)知らない
なのですけれど、名詞形のignoranceは、どちらも「無知」
すなわち、英語のignoreにおいて意味が違ってきたということになります。
それなのに最近はignorer(仏)に「無視する」という意味ができはじめているとのこと。
日本語の中のカタカナ英語(或いはカタカナ●●語)も、faux amis と捉えて、それをきっかけとして外国語の語彙を増やしていくのが効果的です。
カタカナ英語は有害だと毛嫌いするのではなく。
京王線のホームでのアナウンス
魅力的な女性の声です。
録音なのですけれど。
どなたでしょう。
以前、車内アナウンスを声優にお願いするというアイディアを検討していたことがありますが(私一人が検討してもしょうがないのですけれど)、新交通システムゆりかもめでは、フジテレビのアナウンサーによる車内アナウンスとなっていました。
同じアナウンスなら、心地よい声のほうが良いですから。
通訳訓練
以前NHKのラジオ外国語講座を聞きながら、外国語の会話を日本語にしたり日本語をいろんな外国語にしてみようとしたことがありました。
外国語講座ではない普通のラジオ番組だと、英語以外は無理ですね。
(英語なら何とか出来そうな感じがちょっとします。仏伊はかなりダメ)
発音記号
発音記号は出来の悪い近似でしかないという意見を見かけることがあります。
今朝メルマガを書き終えた「最強の英語上達法」(岡本浩一 PHP新書)の中で、著者が単語について述べていることは発音にも言えるのではないでしょうか。
すなわち、単語であれば、まずは日本語訳であたりをつけ、その後いろいろな用法に触れることでニュアンス等を学んでいくということであり、発音で言えば、まずは発音記号であたりをつけ、その後実際の発音に触れて微調整していくということです。
その人の発音がネイティブに近いかどうかということはいずれにせよ問題ではなく、聞き易く、一貫した発音の体系が出来ていれば良いわけですから、その意味で発音記号を元にして発音体系を作り上げることは、特に独習者には有益であろうと考えます。
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