2007-11-30
年末までの予定
12/1 鍼治療 (外苑前)
12/3 三好さんを訪問(Molly Moonの訳者)
12/7
昼 JGA 忘年会 (銀座)
夕 SAAJ セミナー (八丁堀)
夜 Vital Japan 忘年会 (飯田橋)
12/10 SDA Bocconi パーティー
12/12 CFA研究会 忘年会 (新宿三丁目)
12/13 日伊協会 和伊翻訳クラス
12/20 日伊協会 和伊翻訳クラス
遊郭
「前は遊郭で働いていたんです」
目の前に座っている20歳の女性からそう言われて、「遊郭ですか」と思わず聞き返しました。
「ええ、焼き肉の」
そこでようやく「牛角」の間違いと気づきました。
遊郭という言葉は彼女にとってはあまりに遠いもので、ピンと来なかったようです。
人は聞き間違えるときに、自分に近い言葉に聞き間違える傾向があると思います。
文脈から推測し、自分との物理的心理的距離で近いものを選び、或いは自分の知っている音の近い言葉に引き寄せて聞いてしまいます。
では、どうして私は遊郭と聞き間違えたのでしょう。
牛肉を食べない私にとっては、牛角より遊郭の方が近かった(プラス)と言うことでしょうか。
いやいや、同じくらい遠い(ゼロ)、或いは意識的に牛肉を避けているので、牛肉がマイナスだったのかも知れません。
あるいは日伊翻訳クラスのテキストが浮世絵の歴史で、そこで花魁とか遊里とか出てきていたからでしょうか。
あるいはciachiさんのブログで紹介されていた Corriere della Sera の記事
(熊本の赤ちゃんポストのようなものが787年のミラノで始まった)を通勤時に音読していたときに、Corriere della Sera(夜の郵便物)とCarriera della Sera(夜のお仕事)が似ていると思ったからかも知れません。
リスニングの試験を除けば、普段は母語であれ外国語であれ100%聞き取ろうと真剣に聞いているわけではありません。
以前NHKの国際放送のフランス語ニュースで、スマトラ沖地震の話があって、そこで maison en beton という言葉が出てきたのですが、beton という単語を知らなかったので maison embêtant と聞き取ったことがありました。
(意味も通ってしまったのですぐには誤りに気づかなかったのですが)
などなどいろいろ言い訳しても、どうして遊郭に聞こえたのかは謎で、やや気まずいのでした。
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