上野動物園に行って、一匹の虎と一人の嘘つきを見た
上野動物園に行って、一匹の虎と一人の嘘つきを見た
I went to the Ueno Zoo and saw a tiger and a liar.
プロソディーシャドーイングをさらにピュアにしたこども式シャドーイングでは、この文はそのまま聞き取られます。
ところがコンテンツシャドーイングでは、あるいは英語上級者、ネイティブ話者であっても、上の文が以下のように聞き取られる可能性はかなり高いでしょう。
I went to the Ueno Zoo and saw a tiger and a lion.
(一匹の虎と一匹のライオンを見た)
聞こえて来るであろう単語を予測し、聞こえていない音を補完し、時には聞こえている音を変質させ、自分の耳にしたい文を聞いてしまいます。
知り合いの SimpleAさんの知人の三上さんのブログを読んでいたら、「普通見えているものって、結構頭で見てるっていうか、もう少し言うと、その時その人が考えられるものだけ見てるってことでしょ。」という文があり、「そうか視覚でも同じことが起きるのだ」と思ったわけですが、さらにはこどもの頃に親に言われたことを思い出しました。
歌番組で女性演歌歌手の歌うのを見ていたときだったと思います。
曲の最後で声を長くのばすところで、本人は声がもう出ていなくても、引き続き口を開けて声を出しているフリをしていると、聴衆にはその声が聞こえている気になってしまう。
ということでした。
ひょっとしたら口パクの歌番組だったのかもしれませんが、視覚刺激で聴覚がだまされる例かもしれません。
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