チョーカワイイ
チョーカワイイ
週末の日経新聞は、瀬戸内寂聴さんの「奇縁まんだら」が楽しみです。
何週間か前の号で、有名作家を評するのに「超俗」という言葉が使われていました。
もちろん、俗世間を超越しているという意味なのでしょうが、最近流行の「チョーカワイイ」的な使い方であると無理矢理に受け取るならば、「チョー俗」は全く反対の意味の、「きわめて俗っぽい」ということになってしまいます。
この最近の「チョー」はどこから来たのだろうと考える中で、これまでの普通の「超」も、必ずしも同じ意味で使われていたわけではないのではないかという気がしてきました。
「超音速」であれば、それは音速を超えたスピードであり、音速を超えたところに位置します。
これに対して、「超高層ビル」と言った場合、高層を超えて、成層圏にあるわけでもなく、雲の上に浮かんでいるわけでもなく、あくまでも高層の延長上にあるだけです。
ちまたに氾濫する超のつく言葉をこの基準で分けていくのは面白いと思います。
一日一回、クリッククリック