ウェブ時代をゆく
「ウェブ進化論(ちくま新書)」もすごかったですが、この本はもっとすごかったです。
未だに立ち直れないでいます。
消化するのに今しばらく時間がかかりそうです。
・群衆の叡智
"The Wisdom Of Crowds (Anchor)"という本が売れたわけですが(まだ本棚に積んだままで眠っていますが)、例えばGoogleの検索結果などはまさにそのような事だと思います。
多くの人が検索しているから、多くの人がリンクしているページだからrelevantなページであるということです。
他方、それ以外の場所では群衆の叡智が見られる場所はあまり無いのではないでしょうか。(著者も「群衆の叡智元年」と書いていますし)
群衆の叡智に向かって自分の脳みそを投げ込んで、それに多くのインプットがあちらこちらからついて、豊かなものとなって戻って来るという感覚を得たいものです。
著者が様々なプロジェクト毎に、ネット上の閉じた空間(はてなグループなど)で作業しているというのは新鮮な発見でした。(知らなかったのは私だけ?)
ミクシィのコミュニティーにしても何にしても、参加者の多くが「教えて君」になるのは仕方がないことかも知れませんが、少人数による熱い意見交換の場を持つことに憧れてしまいます。
ミクシィ、小規模SNS、自分のSNSなどで少し試してみましたが、結局のところ、「語れるもの/語りたいもの」と、「語る相手」を見つけられるかというところに帰着してしまいます。
語学関連については別のブログでかなり書き込んでいることもあり、呼びかけて同志を募ることはうまく行くかもしれません。
でも最近語りたいと思っていることは語学ではないので、自分が「教えて君」の立場であり、場をみつけるのがもっと難しいかも知れません。
まずは勉強会や、ミクシィのコミュニティーなどでおとなしく勉強をする時間が必要なようです。