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趣味としての外国語学習

TOEIC高得点のための多読

TOEIC高得点のための多読

 

SSSの掲示板でTOEICの点数を上げるための多読とはどんなものかというスレが立ち上がって、今後が楽しみです。

http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-learning&c=t&id=631

 

同じ話題では、まりあさんが「TOEICスコアアップに役立つ多読開発計画」と言う記事をいくつか書いていらっしゃいます。

http://buhimaman.at.webry.info/200904/article_14.html

 

私と言えば、TOEIC高得点のあとに、いわゆるペーパーバック多読に移ったので(しかも海外勤務も経ているし)、参考にならないかも知れませんが、思ったことをちょっと書いてみようと思います。

 

私の英語は、学校英語/受験英語による精読(訳読や構造分析をしっかりやったあとは、英語のままで精読・速読(斜め読みではない)・多読)、その後は仕事で膨大な量のビジネス文書を読む、また仕事の中のやり取りで出来上がっています。

 

ペーパーバック多読に手を出してみようと思ったのは、TOEIC高得点であっても、ペーパーバックを読むのがつらいという感覚があったからです。

 

ビジネス文書、ビジネス雑誌であれば、非ネイティブも読者に想定しますから、文法構造はそれほど複雑ではなく、また語彙も一部地域にしか通じないような単語や用法は出てきません。

 

TOEICが「国際コミュニケーション英語能力テスト」というからには、アメリカでしか使われないような単語は出てこないでしょうし、ビジネスを念頭に置くのであれば、童話や小説にしか出てこない単語と出てくる可能性は低いでしょう。

 

私自身は上に書いたように、「正確な読み」と「ビジネス文書」で高得点を上げたと思っていますが、他の何かが働いたのかも知れませんし、必要条件・十分条件の話もありますし、本当のところは良く分かりません。

 

しかし、SSS多読のアプローチ(面白ければ良い(正確に読めているかどうかは問わない)、絵本から初めてペーパーバックを中心としそこでは土着の単語や口語的な単語が多く出てくる)とTOEICの目指すものを比較するならば、高得点のためには

・読みの正確度を上げる

・小説の類はジャンルとしては向いていない

ということになると思います。

 

私はTOEICは三回しか受けていませんが、何年か前の試験内容の変更の前後で出題パターンが変わったような気がしています。

 

変更前はそれでも「文法的にはどちらも正しいが実際にはこちらしか言わない」というような選択肢を選ばせる問題が多くあったとおもったのですが、変更後はひたすら機械的に答えさせるつまらない問題になったと思います。

ますますペーパーバック多読が効果的では無くなっている感じです。

 

 

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