語楽カフェ

趣味としての外国語学習

監査法人

監査法人

 

前の会社で担当いただいていた監査法人の皆さんとしばし歓談する機会がありました。

 

いやぁ、本当にお世話になりました。八年も。

 

監査法人に韓国語でお礼を言うと言うネタはこちら。

http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/20080725/1216940440

 

会計士というと accountant ですが、見てお分かりの通り、count という単語が隠れています。

棚卸しにしろ何にしろ、数えなければ始まらないわけですが、そればかりやっていると bean counter などと揶揄されてしまいます。

 

翻って、イタリア語なら会計士は contabile フランス語なら comptable。

英語にそのまま直すと countable というわけですが、それらの元となった動詞のイタリア語のcontare とかフランス語のcompterは「数える」という語義の他に「信頼する」という語義があります。(英語でも count on と言いますが)

 

てなわけで、イタリア人と話をする時には、「Sono contabile. Conta su di me.」(ボクは会計士だから信用してね)と言葉遊びをするわけです。

 

数年前から日本でもaccountabilityと言うことが言われるようになりました。

 

日本人は responsibility(責任)については強く感じているが accountability(説明責任)については弱いとは良く言われることらしいです。

 

「私は accountant」というよりは「私は contabile」でありたいと思っています。

 

監査法人の皆さんは男性も女性もとても素敵な方々で、一緒にお酒でも飲みに行きたいところですが、監査法人の(クライアントからの)独立性という点からは、割り勘であっても避けるべきではないかと考えられます。

監査法人の独立性とは「to be, and to be seen to be independent」ということですから。

 

そうは言っても、夕方に一緒にお茶しに行くくらいなら問題にはならないでしょう。

 

ということで、ギリシャ詩人に似た名前をおばあさんからもらったというKさん。Dean & Deluca 行きましょうね。