通訳ガイド試験
通訳ガイド試験
時事用語/ガイド用語にはあまりとらわれない(特に一次の外国語試験)が鍵でしょうか。
私がイタリア語/英語で受けた時は、時事単語・日本的事象単語の外国語訳が一次試験で配点20点でした。(ほとんどできませんでした)
圧倒的な語学力を身につければ、このセクションは捨てられると実感しました。
昨年のフランス語は圧倒的に語学力が足りずに、一次で落ちました。
今年からこのセクションの配点が10点になったこともあり、ますます外国語試験としての性格が強くなったと思います。
日本的事象については、我々日本人としては、「日本語で言えないことは言えない/日本語で言えることは(外国語能力が付けば)言える」と言うことでしょうか。
「七夕」について説明しなさいと言われて、日本語で説明できなければ英語でもフランス語でも説明できません。
逆に、日本語で説明できるのであれば、例えばそれにピッタリ来る外国語の単語を知らなくても、外国語で説明ができるでしょう。
七宝焼きを説明する時に、七宝焼きに相当する外国語一語が浮かばなくても、外国語の単語を100語並べて説明することができるでしょう。
「日本語で言える/書けるのであれば、外国語で言える/書ける」と言うためには、圧倒的な語学力も必要なのですが、その前段階で「外国語にしやすいように日本語に言い換える」という作業が必要になります。
これは高校の英作文の授業でも習ったかも知れません。
この作業は慣れてくれば無意識に行えるようになり、また、「外国語で考える/外国語脳を作る」ということにつながります。
もちろんガイド試験ですので、分野として時事・日本的事象は押さえておく必要がありますが、この話はまたどこかで。