語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2006-09-03

ナマステ

妻Rは、「ナマステー」と言いながら、生ゴミを捨てます。。。。

カラオケと語学の耳 その2

と言うことで、たくさん聞いて鼻歌歌っているだけではカラオケに行って上手に歌えないことが分かりました。

聞くだけで真似できるようになるのだったら、みんなが物まねのプロになってしまいます。

鳥や虫の声も真似できてしまいます。(←これについては、「発音できない音は聞き取れない」という説と対立するのでテーマとして面白いと思います。そのうちに。)

音に出すと言うことが筋肉運動であれば、使わなければ筋肉は鈍ってしまいます。

柔軟運動もやらなくなれば身体が硬くなります。(私も高校まではものすごく身体が柔らかかったです)

他方、歳を取ってから柔軟を始めた人も、継続することで柔軟性を得る人もたくさんいらっしゃいます。

そうであるならば、

1.大人になってから聞き取り/発音練習を開始しても、継続によって十分な柔軟性を得ることができる。

2.子供の時に英語をしっかりやっても、その後放置するならば、その柔軟性は失われる。

ということがあるかも知れません。

ここでは音を聞く/発するという能力についてのみ検討していて、単語や文法については無視しています。

音についてもいろいろな側面があるでしょうから、単純化はできませんが、その一つの側面としての「周波数」については、トマティスの言うところでは、「子供の時には広く開いている(聞き取れる)周波数の幅が、自国語しか聞かないことにより、聞き取れる周波数帯域が狭まる」ということです。

これは柔軟性を失うということと似ていますね。

1については、自分の経験からも、「大人になってからの柔軟体操で対応可能」と思っています。

2について、3歳から7歳までアメリカで過ごした同僚に質問してみたところ

英語はすっかり忘れてしまったけれど、音の能力(聞き取り、発音)はかなり良く残ったと思う」

という回答がありました。

ただ、音の様々な要素がある中で、一般論的な質問と回答ではあまり参考にならない気がしました。

以前参加したトマティスの説明会でも、高周波部分を切り取った音であれば日本人イギリス英語が聞き易いと感じるという実験を目撃しました。

そこでは問題は母音や子音の個別の発音ではなく、周波数だったわけです。

種々の変数のうち、一つだけを変えて他は固定するという実験をしてみないと、このあたりは答えが出てこないのでしょう。