2007-01-26
●本君の話。
ロンドンで同じ職場にいた●本英治(●もとえいじ)君は、今は日本に戻ってきているのですが、職場で周りからいじめに遭っているらしいです。
ところが、帰国子女の彼は、アンタイ・エイジング(安泰・英治ing)だと、開き直るものですから、ますますいじめられるそうです。
You're so vain. (更新)
いつもは 7:11発の始発に乗るのですが、最近は朝起きられず、毎日バラバラの時間の電車です。
結果として、電車の仲で聞く外国語講座が、フランス語だったり英語だったりスペイン語だったりします。
今日のものしり英語塾では、カーリーサイモンのYou're so vain. が紹介されていました。
vain というと、学校では in vain しか習わなかったので、無駄にとか、無為にとかしか頭に浮かばなかったのですけれど。
あなたは空っぽだではなく、ここでは、「虚栄心が強い」ということだそうです。
へぇー。
確かに電子辞書にも出ています。
ここで私の中で初めて vain と vanity がつながりました。
続いてスペイン語講座。
「スタジアムの中に暴力があるのは、社会に暴力があるからだ」などと言っていました。
しかしそれは「飲酒運転があるのは車があるからだ(あるいはアルコールがあるからだ)」と言うようなもので、何の回答にもなっていないのですけれど、面白い使い方が出来そうです。
「期待するから失望するんだ」みたいに。
以前読んだBiographie de la faimについて書きましたが、満たされていたからその欠乏状態を感じるわけです。
失って初めて分かる●●●の大切さ。
フランス語 espoir / désespoir
イタリア語 speranza / disperazione
英語 hope / despair
などと考えていたら、hope の反対は despairではなく、espoir の反対も désespoir では無いのではないかと思い始めました。
それぞれ動詞から作られた名詞であり、希望を持つ / 失望する の意味です。
であれば、希望の反対は、「希望がない」となるべきで、そうであれば、
sans espoir
senza speranza
without hope
となでしょう。
難しいですね。
好きの反対は嫌いではなく無関心である。