語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2007-06-28

四十肩

四十肩 会社の仕事 始終過多

 

 

「危険 走らないでください」

神保町で都営新宿線から都営三田線に乗り換えて階段を下りていくと天井近くにこの文字が並んでいます。

 

漢字の読めない子供もいるかも知れないし、ルビを振る必要があるかも知れません。

 

「危険走らないでください」->「きけんはしらないでください」->「危険は知らないでください」

 

ルビについては、以前澁澤龍彦のコメントについて書きました。

http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/20060917

漢字の/言葉の意味が分からずに漢字の読みが分かるというのはどういう意味を持っているのでしょう。

 

同じ意味の分からない漢字であっても、読みが分かるのと分からないのとでは脳の働きが違うのでしょうか。

 

以前、出勤の電車の隣に座った小学生は、「ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室」を読んでいました。

ところどころは四コママンガがあるのですが、ほとんどは格調高い日本語の文章にびっしりとルビが振ってあるものでした。

ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室―子どもたちとすべての大人のために

ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室―子どもたちとすべての大人のために

  • 作者: 斎藤 孝, さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 単行本


さて、「危険は知らないでください」です。

ここでの「知る/知らない」は知識としてどうかと言うことではなく、自分で経験しているかどうかと言う意味で、「戦争を知らない子どもたち」での使い方だなどと考えてしまう私は外国語学習者的発想です。 

 

危険(が存在するの)を知らないことで、大胆な行動に出て成功したが、知っていたらビビって失敗したであろうというのは、違う使い方。

 

失敗は知らない方が良い。

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