2007-12-16
■ [おまけ]022号 「『超』英語法」
メルマガの原稿は時間があれば妻にチェックしてもらっていますが、先週ご紹介した野口悠紀雄「『超』英語法」について、「ちょっと厳しすぎるのでは?」というコメントをもらいました。
学習書も何冊も読んでいると、同じ内容にあちらこちらで出会うことになります。
音読がよいとか、教科書を覚えるのがよいとか。
最初にそれを見つけた本はすごく良い印象を受けるのですが、二番目に別の本で見たときには感動がありません。(結果として中身のない本と思ってしまうこともあります)
その意味では、本に対しての評価が公平ではないとなります。
このメルマガは書評と言いつつ、「様々な」学習法を紹介しつつ私自身の考えを整理していくということを狙いとしていて、結果として、「音読が良いよ」ということを何度も書くことはしません。
「『超』英語法」は、「投資の英語/消費の英語」という枠組みを提示してくれたこと、「供給者側の論理で学習プログラムが提示されている」という視点を提示したことに関して、極めて重要なポイントだと思っております。
ただ、それ以外について特筆することが無かったことと、「母音の発音軽視」「カタカナを使っての発音分析」については、害が大きいと判断してコメントしたものです。