あぶさん
あぶさん
家から駅までの道に、漫画の切れ端が落ちていました。
うーむ。どうも水嶋新司っぽいタッチだ。
「あぶさん」かしらん。
「あぶさん」と脳内発音すると、浮かんできたのはフランス語の absent と、同じくフランス語のアプサン absinthe。
後者はお酒の種類ですので、「あぶさん」と近いなあと思っていたら、そもそも「あぶさん」としたのも「アプサン」から来たようです。
発音記号を見ると終わりのTを発音するので、実際は「アプサーンt」となるのでしょうが、日本語には「アプサン」として入っています。
それはそれとして。
気づいて驚いたのは、(気づいていなかったのか/忘れていただけか)フランス語の「ab」の発音では「b」が「p」の音になっているということでした。
もっと驚いたのは、それに引っ張られて英語の「ab」の発音の中の「b」も時々「p」になっているような気がしたことです。
歳を取るに連れて発音関連の筋肉も弱くなってくるでしょうから、有声音の破裂音がが無声音になってしまっているのかもしれません。
(そもそも英語の聞き取りで、「p」と「b」、時には「m」が問題になってくるケースがどのくらいあるかという疑問もありますが。absolutelyのところをapsolutelyと発音しても通じるという意味で)
まあ、それも置いておいて。
仏和辞典で、abで始まる単語を眺めていたら、お酒の名前になりそうな単語がたくさんありました。
absinthe は既にそうですし、absolut というウォッカもあります。
他にも
absorbé 心奪われた、没頭した
abstrait 抽象的な
absurde ばかげた、不合理な
abyss 深淵、深海
ただし、abstenir 差し控える、慎む、は良くないですね。
s'abstenir d'alcool アルコールを断つ
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