「外国語学習の科学」(その1)
「外国語学習の科学」(その1)
たまには外国語の話も書かないと。。。
先日読み終えた「外国語学習の科学」(岩波新書 白井恭弘)は大学での授業の教科書にも耐えるようにと書かれていて、まんべんなく第二言語習得論がカバーされています。
月間英語教育2月号で見て購入したものですが、正解です。
子供程外国語の音の習得が早い点については
「乳幼児は、世界の言語に存在するすべての音を区別することが出来ます。たとえば、日本人の赤ちゃんは、生後数ヶ月はlとrの区別が出来ますが、その能力は生後六ヶ月から一歳くらいまでの間に急速に低下してしまいます」(42ページ)
とありました。
話はちょっと変わって、Hello Kitty(ハローキティー)をフランス語読みするとどうなるか。答え「エロキチ」。というのは割と有名な話なのです。
実際は、一般に「エロ」と呼ばれる場合の「ロ」はrの音ですし、上記のハローのフランス語読みのエロの「ロ」はlの音です。
生後1年以内でrとlの区別を失って頂いたおかげで日本人に通じるギャグとなっているわけです。
外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書) | |
白井 恭弘 おすすめ平均 勉強方法に迷った時に わかる人にはわかる SLA(第二言語習得論)の教科書or入門書としてはベストに近いと思う、が、、、 外国語学習および教育に興味のある全ての方に 習得の鍵は、インプットとアウトプット 英語に苦労した経験を持つ大人がわだかまりを解消できる良書である。子を持つ親も参考になること間違いなし Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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