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趣味としての外国語学習

英語の -ed で終わる形容詞はすべて動詞由来かどうか

英語の -ed で終わる形容詞はすべて動詞由来かどうか

 

劇団四季のミュージカル「Wicked(ウィキッド)」の広告が神保町の駅に出ていました。

 

最初は wicked -> we + kid と音を分解して「俺たち子どもは意地悪さ」と遊んでいたのですが、そのうち語尾の-edが気になり始めました。

 

「この形は過去分詞か?」

 

英語も学習が進むと動詞の過去分詞や現在分詞が形容詞になることに気づいてきます。

(フランス語やイタリア語でもそう気づきます)

 

学校英語だと I'm interested in ~ の interested とか、That's interesting. の interesting を習うのですが、これらは interst という動詞を学ぶ前に出てきて、人によっては interest という動詞を学ばないまま終わってしまうことから、うまくつながってきません。

I'm interested in と言うべきところを I'm interesting と言ってしまって笑いを買うのもそこに原因があります。

 

「interest 興味を持たせる」という他動詞を学んだ後に interested とか interesting が出てくるとストンと理解できるでしょう。(現在分詞の使い方も学んだ後で)

 

と言うわけで、wicked も、過去分詞が形容詞化したものではないかと考えたわけです。

 

そうなると、動詞は wick。こんな動詞は聞いたことがありません。

辞書には 「wick ろうそくの芯」という名詞しか出ていません。

 

さらに調べると、古くは wick は 「witch 魔女、魔法を掛ける」と近かったようです。

 

「wicked = witched 魔法を掛けられて邪悪になった」ということでしょう。

 

オズの魔法使いの Wicked Witch というのはしつこい言い方だったということでしょうか。

 

結果に満足して、他にも -ed で終わる形容詞で、動詞由来と認識していないものを探してみることにしました。

 

naked (裸の)

これが最初に思いつくのもどうかと思いますが。

ジーニアス英和辞典では「『はぎとられた』が原義」とありますので、「はぎ取る= nake(?)」という動詞がかつては存在したのでしょう。

 

これはなかなか興味深いので、引き続き例を探したいと思いました。

 

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