スケソウすり身下落
スケソウすり身下落
今日の日経朝刊の商品市況のページにあった見出しです。
多くの男性がこの「スケソウすり身下落」の記事にドキドキしたことでしょう。
「スケソウ」と来たら、「透けそう」を思い、「すり身」には「スリムな身体」を想い、「下落」には「自分の手の届く所まで降りてきた」と感じ。。。。
などと考える人など、いるわけがない。
かまぼこ、ちくわなど練り製品の原料となる米国産スケソウダラすり身の価格の話でした。
「スケソウすり身」が指標になっているというのも知らなかったのですが、「すり身」と聞いて、「単数形はスリムだな」と思った私の複数形の作り方の感覚はおかしいかも知れません(「i」の音で終わっているとイタリア語の名詞の複数形を思う)。
音の持つイメージ、さらに日本語だと漢字の持つイメージが重要です。
今朝は神保町からの歩きの途中で霊柩車を見ました。
歩きながら「霊柩車」という文字が思い出せず、「霊久車」だったっけと悩んでいました。
「魂が永久に安らかに」と言うことであれば、「霊久車」もありかも知れませんし、「柩」の中にも「久」の文字があります。
永久に彷徨ってしまうのでは困りますが。
魂の救済であれば「霊救車」とか。
でも霊急車では駄目でしょう。
音の方では、霊柩車(rei-kyu-u-sha)の中に「ei-kyu-u(永久)」を見いだしてしまうのは、定冠詞の省略形「l'」に慣れ親しんだフランス語、イタリア語学習者の特質かも知れません。
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