明海大学 通訳コンテスト 12月18日 (その1)
明海大学 通訳コンテスト 12月18日 (その1)
はるばる行ってきました。新浦安の明海大学まで。
朝起きたら激しく風邪をひいていたのは木曜の夜中過ぎに一時間走った後にクールダウンしたらクールダウンしすぎて風邪をひいたらしいです。
(結局つらくて大会の後の懇親会はパスしてしまいました)
参加校は7校。
一回目で良かった3校が次のラウンドに進み、順位が決まるという仕組みでした。
(受付でパンフレットもらい損ねたせいか、どういう仕組みか良く分からないままでしたが)
内容がビジネスの逐次通訳ということで、学生さんにはなかなか厳しいテーマでした。二人組でやるのですが、途中でどちらも黙ってしまった学校もあり、見ていて痛々しい場面もありました。
私も頭の中で同時/逐次の真似事をやっていました。このレベルなら学生さんに勝てるかいい勝負ができるという感じでした。
上にも書いた通りパンフをもらい損ねたので、何を基準に採点するのか良く分からないまま見ていました。
訳の正確性はもちろんそうですが、聞き取りやすさ、声の抑揚なども採点されるのでしょうか。
一回目の私の採点は、東京外大、金城学院、上智。次点が津田塾。
発表になった通過三校は(成績とは関係なく)津田塾、上智、東京外大でした。
うーん。見るところが違うのか。
金城は昨年通訳翻訳学会の大会が行われた場所で、懇親会で話をした生徒さんが参加していたので私の思い入れもあったのかも知れません。
二回目は風邪で私はうつらうつらしていて、採点は自信はないですが、私の採点では、津田塾、上智、外大の順。
発表されたのは、上智が一位。津田塾と外大は二位同点とのこと。
一回目の点数との合計点での判定なら納得のいくものですが、採点方法を知らない私はうーむ。
金城学院がジャパンタイムズ社賞を受けたので、私の評価もあまり外れていないということが分かって良かったです。
成績発表の前の、審査委員長の小松先生のコメントが、実はこの大会で一番面白かったのではないでしょうか。
「問題が学生には難しすぎた。次回以降の通訳コンテストでは、内容についてもっと良く考えるように」というような内容だったと思います。
通訳で需要の多いビジネス通訳を学生の通訳コンテストでやるというのが今回の目玉(明海大学で行われる第一回目の通訳コンテスト)だったと思うのですが、いきなり「これじゃ駄目だよ」と言われてしまいました。
同じ課題で評価されるのならまだしも、内容がゲーム、農業、携帯電話、金融とそれぞれ異なる中で、審査員も同じ物差しで評価するのは難しいでしょう。
知識の有無ではなく、通訳スキルを評価するわけですから、内容によって運不運があるのは良くないですね。
かくいう私も仏検1級の二次試験では自分の得意テーマが出たので合格したと思っていますが、その一方でテーマについて知っていればフランス語でも話せるだろうから別に合格で良いじゃないかと開き直ってもいたわけですが。
来年も実施されるのでしょうか、明海大学通訳コンテスト。
課題が何になるか興味深いです。
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