英語学習アプリ「英語組み立てTOWN」発売記念ブロガーイベントに行ってきました。(その1)
英語学習アプリ「英語組み立てTOWN」発売記念ブロガーイベントに行ってきました。(その1)
ということで7月12日火曜日。
仕事をとっとと放り出して終わらせて、五反田のゆうぽうとまで。
参加者20名ということだったのですが、英仏伊語トリプル三冠王*1の私が参加せずして誰が参加するんだと思いながら申し込んでいたのですが、抽選通って良かったです。
外国語学習は以下に反復し継続するかということがポイントです。続ける力が外国語の力です。
今回のイベントの主催者のcocone とそのサイト(http://www.cocone.jp/)については、私はお恥ずかしながらこのイベントを見つけるまで知りませんでした。
数年前に iKnow! という無料のサイトが立ち上がり、「これは凄いなぁ」と思っていたらいつの間にやら名前がsmart.fmに変わって有料化されたサービスを思い出しました。(サイトはまだiKnow!でやっているようですhttp://iknow.jp/)
Web上のコミュニティー形式での利点は、知人からの励まし、知人との競い合いなどによって、続けようという気持ちが維持されやすいと言うことです。
cocone のweb のサービスはまだ使いこなしていないので良くわかりませんが、今後調べてみたいと思います。
イベントではまずcoconeをサポートしている田中茂範先生から文法力についてのお話がありました。
私は別プログ「語学の虎の巻」(http://shibutora.g.hatena.ne.jp/melma/)で外国語学習法の書評メルマガをやっていましたが、田中先生の本は一冊もカバーしていません。
勝間和代ではない普通のサラリーマンには年間200-300冊の書籍代は負担が大きく、購入元がブックオフ中心だった結果、古典をカバーしていたということもあるでしょう。
Amazon でざっと見た感じでは以下の本が良さそうでした。(共著)
それはそれとして。
今回のアプリ「英語組み立てTOWN」は基本センテンス1000をゲーム形式で学んでいくものです。
1000のセンテンスで基本文法はカバーされるという田中先生の主張は納得できますが、それを自分のものにして自動化するためにはかなりの回数が必要だと思います。
アプリに導入されている「続けさせる工夫」としては、高得点を狙って繰り返す。クリアしていくことで町を作っていく。隠れキャラが発見される。などというものです。
QAセッションで先生に「自動化までにどの程度の反復回数が必要と考えるか。組み込まれている仕組みで、十分な回数反復させられるか。例えば10回繰り返したらメダルを与えるなどの反復回数に対するインセンティブが必要ではないか」という質問をしました。
先生の答は、「瞬発力を高めることでかなりの部分自分のものになると思われる。その後は自分で文を作ってみるというのが力になる」というようなものだったと思います。
このアプリの良いところは、もちろん正解しないといけないのですが早く回答すればするほど高得点だということです。
他方、提示された語句の塊から選んでいくというやりかたなので、文法を理解せずに答を覚えてしまうと言うリスクもあるかも知れません。その点から「いわゆる置き換え練習」を導入するのも良いのではないかとコメントしました。
英語のテストでは三単現のSが正しく使えるが、話す時には使えないといったケースが良くありますが、これはテストの時には十分に時間があるが会話では時間がないことから、完全に自動化されていない知識が使えないということです。
このアプリでは提示された語(句)から選択するやりかたなので、三単現のSを付けるか付けないかというような判断は求められません。この点は意識しておく必要があるでしょう。
また、励まし合いという点では、web上のサービスとの連携は現時点ではなく、例えば アプリで獲得した高得点を web に流してランキングを競うとかいう機能はありません。
アプリは今だけ350円らしいです。(iTunes App Store)
(続く)