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趣味としての外国語学習

英語学習アプリ「英語組み立てTOWN」発売記念ブロガーイベントに行ってきました。(その2)

英語学習アプリ「英語組み立てTOWN」発売記念ブロガーイベントに行ってきました。(その2)

 

ということで昨日の続きです。

 

田中先生はcoconeに非常に熱心でいらっしゃるということで、今後coconeのサービスがどのように発展していくかについておうかがいいしたかったところですが、途中でお帰りになってしまって残念でした。

 

当日までに、いろいろと質問を考えていました。

 

その一つは、cocone が今後どのように発展していって、英語能力のどの分野をカバーしていくかということでした。

 

英語学習者の悩みは、街中に多くの参考書が溢れる中、どれを選んだらよいか分からないということです。

「読む・聞く・書く・話す」の四技能毎にテキストを探すのか、いやいや、「訳す」を加えて五技能だよとか、それ以外に、語彙、文法、発音の分野もカバーしないといけないとか。

 

cocone のようなサービスと出会うと、「これだけやっていれば良いよ」と言って欲しいというわけです。

 

webアプリの方は、単語、文法、スペリングから始めたというお話をいただきましたが、開発し易いところからと言うことかも知れません。ユーザー側のニーズと開発順序は合っているでしょうか。

 

それから、「cocone では●●についてはトレーニングできないので、個人でしっかりやってください」というようなことを、一段高いレベルから伝える必要もあるのではないかと思います。

 

例えば昨日書いた「反復回数」の件では、田中先生は「(アプリの問題だけやっているのではなく)自分でいろいろ文章を作ってみることが必要」とおっしゃっていたと思うのですが、そのような「自習」についてのアドバイスも重要だと思います。

 

また、リスニング用の「聞き取り王国」というアプリもあるようですが、そもそもリスニングをやるよりも、発音指導を最初にしっかりやることでリスニング能力が上がると言うことがあると思います。アプリに載せるのであれば、リスニングアプリの方が開発は容易でしょうが。

 

これからも発展していくコミュニティ/アプリだと思いますが、「cocone を使った英語学習法」のような書籍が他の勉強法や他社のアプリ等とcoconeを組み合わせて出てくると良いかも知れません。

 

それから、これは直接coconeとは関係ないのですが、田中先生のイメージや感覚をキーとした学習法について。

 

確かに上級者になるとネイティブが持っているであろう様な、単語/言い回しに対する感覚のようなものが出来てきます。

果たしてそれを初中級者に伝えるのが良いことかどうか。

結局のところ、日本の英語教育での圧倒的なインプット不足から、そのような感覚の積み上げが出来ないでいるわけで、そうであるならば多読・多聴を行って、単語や言い回しの意味領域を拡げていって、どこかのタイミングでそのような感覚・イメージを重視した参考書で意味領域の境界線を確認していくのが良いのではないかと思いました。

感覚/イメージを言語化することの困難さ。その言語化された内容から感覚/イメージを初中級者が掴むことの困難さがあるのではないでしょうか。

 

 

アプリは今だけ350円らしいです。(iTunes App Store)

 

(続く)

 

 

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