TOEIC
TOEIC
外国語を始めると、どうしても四技能をすべてカバーしないと駄目だという思いこみがあります。
千野栄一さんの「外国語上達法」は、そんな気持ちを楽にしてくれます。
インプットだけ必要な人は、インプットだけ勉強すればよいのです。
海外の専門書が読めれば良い人は、インプットのうちの、読む能力だけつければ足りるのです。
TOEICの試験については、「ListeningとReadingという受動的な能力を客観的に測定することにより、SpeakingとWritingという能動的な能力までも含めた、英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価できるように設計されています」と主催者は書いていらっしゃるものの、それはやはりインプットのテストでしかありません。
TOEIC高得点者でも、話せない人が多くいることからもわかります。
それを理由に、TOEICの試験を批判する方もいらっしゃいますが、私は、インプット能力の試験なのだと考えることで、一定の評価を与えています。
また、TOEICが高得点だからと言って英語ができるわけでは必ずしもないですが、英語のできる人はTOEICは高得点です。
よって、人事採用の書類選考で点数で足切りすることに使うことは可能だと考えます。
TOEICはインプットのテストですが、これで高得点を上げるには、ものすごい量のインプットの訓練が必要だと思います。
「文法的には正しいが、そういう風には言わない」
とか
「口に出してみるとリズムがしっくり来ない」
とかで判断する問題がたくさんあり、しかもかなりのスピードが要求されるのです。
来年五月から試験内容が新しくなるということですので、興味があります。
(こっそり受けるかも知れません)