続日本人の英語(マーク・ピーターセン著)岩波新書
続日本人の英語(マーク・ピーターセン著)岩波新書
続編も面白いかと読み始めました。
最初のときほどの感動はありませんが、それでもあちらこちら、うなりながら読んでいます。
「ここに、一つの原則をあげることができる。『英語と日本語とは、存在がまったく別々で、互いに何の関係もないものであるので、英語の本当の意味をつかむには、それを英語として理解する必要がある』という原則である。(その逆のケースも、無論同じである。)」(66ページ)
当たり前のことなのですが、時々忘れてしまうことがあるような気がします。
私自身は受験英語にお世話になって英語ができるようになったので、受験英語には感謝しているのですが、受験用の単語集で英単語一つに日本語が一つ、二つというスタイルで単語を覚えていくと、あたかも英語と日本語が一対一対応しているかのように勘違いしてしまう人も多いのではないでしょうか。
こうなると、私のフィルター理論では、英語フィルター上の座標を日本語フィルター上に投影することで意味を捉まえようと言う間違った方向に進んでしまうのでしょう。
この原則を心に刻んでおかなければと思いました。
一冊目はこちらです。
英語の冠詞に対して非常に気を配るようになりました。
使い分けはまだできないですが、読むときに少し考えるようになりました。