自分の声
自分の声
先日ひょんなことから自分のスピーチを聞く機会がありました。
自分の声を聞いたのは、中学以来でしょうか。
英語を勉強するからと買ってもらったラジカセに、自分の声を録音して聞いたあの時以来でしょうか。
先日読んだ「英語と運命―つきあい続けて日が暮れて」(297ページ)に、著者の未来塾でのテープ録音による発音練習のことが書かれています。
おしなべて日本人は「自分の声を聞くのがいや」なようです。
これはどうしてでしょう。
普段骨伝導により聞いている自分の声と、録音再生されて耳から聞こえてくる自分の声とのギャップに困ってしまうのでしょう。
いつもの自分の声は、カラオケに行ってもそんなにうまいわけではないものの、慣れ親しんだ声なのに、テープから聞こえてくる声は馴染みのない声です。
それまで本で読んでいたアニメがある日、テレビ化され、主人公の声が自分のイメージしていたものと違ったときのような感覚でしょうか。