語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2006-06-03

日本語

外国語を学んでいると、いろいろな局面で、日本語について、あるいは日本語をどう学んだかということについて意識させられます。

外国語で「それは語調でそうなります」などと言われると、「そんなのずるい」と思いつつも、実は日本語の中にもそのようなものがたくさんあって、日本語を学ぶ外国人頭痛の種となっているわけです。

「一匹、二匹、三匹」が「ぴき、ひき、びき」と音が変わっていくことについて質問されたときに答えられる人がどのくらいいるでしょう。(これについては、ルールを説明されるよりは、「そのままおぼえなさい」が正解のような気もしますが)

ちまたの英会話学校が、講師の条件に「大卒ネイティブ」しか設けていない中で、日本の「大卒ネイティブ」が必ずしも日本語を教えられないことに思いが至らないのは、消費者側の落ち度でしょうか、学校側の不実なマーケティングでしょうか。

と、言いつつも、最近の私は、「英会話学校には英語を習いに行くのではないから、それでも構わない人もたくさんいる」という態度です。

ところで今日書きたかったのは、日本語講師という仕事についてです。

私たちが外国語を学ぶときに、日本人講師が良いか、ネイティブ講師が良いかという議論があります。

私は、学習初期においては、日本人講師が良いと思っています。それは、日本人の誤りやすいポイントがわかっているという点でです。

講師がネイティブの場合、日本人が何故わからないかがわからないことがあり、また、学習者の方も、自分がどこがわからないかを講師に伝えられないのです。

よって、ネイティブ講師であるならば、日本人の誤りやすい点を理解していて、できれば日本語もわかるような、経験の長い講師が望ましいと考えます。

これを日本語に置き換えるとどうなるでしょうか。

外国人日本語を教える場合は、相手の外国語についての深い理解を持って、かつ相手の外国語を良く理解している講師が望ましいと言うことになります。

現在日本では、日本語教師資格が人気があるようですが、そこには、学習者の外国語についての理解という点は、カリキュラムに含まれているのでしょうか。興味があります。

もちろん、日本に滞在している外国人日本語を教える場合と、外国に行って、日本人に教える場合とでも違うでしょう。

英語でESL(English as a Second Language)として教える場合と、EFL(English as a Foreign Language)として教える場合とで、配慮が異なるように。

私も勉強してみたいと思っていますが、まだまだ優先順位の下の方です。

飲酒は20歳になってから

ラジオで流れていたビール会社コマーシャル

最後に

飲酒は20歳になってから」

とのメッセージ

話は変わって、社会保険庁

英語では Social Insurance Agency。

彼らのメッセージは、「日本国内に住むすべての人は、20歳になった時から国民年金の被保険者となり、保険料の納付が義務づけられています」

すなわち、

「Insure 20歳になってから」