学校英語と受験英語
学校英語と受験英語
「どうして英語が使えない?」をまだ読んでいます。
お弁当箱にご飯がぎゅうぎゅうに詰められていて、なかなか減っていかないような感覚です。
盛りだくさんです。
ここに来て、著者の批判は学校英語と言うよりは受験英語に向けられていきます。
学校英語は、あれはあれで仕方のない部分があるという感じです。
やり玉に挙がっているのは、「基本英文700選」や「試験に出る英単語」などです。
思えば田舎育ちの私は、あまりに情報に疎かったことから、これらの受験英語にフォーカスした教材に出会うのが遅れ、悪影響を受けなかったのかも知れません。
(周りには持っていた人もいたので、私が情報に疎かっただけなのかも知れませんが)
駿台予備校の出版物なんて「通ってもいない予備校の本が買えるなんて」という感じでした。
ちなみに当時の私の周りには予備校も塾も存在しませんでした......
「基本英文700選」や、「試験に出る英単語」は、試験を最小の努力でクリアしようというのが狙いで、それは英語力をつけるというのとは全く違うアプローチです。
それは一台のハードルを跳ぶのに、走り高跳びのように飛ぶようなものです。
ハードルの一番高いところを瞬間的に越えれば良いというものでしょうか。
総合的な力をつければ、ハードルを跳ぶように試験をクリアして、それはクリアするという目的からは無駄が多い(横から見ていると跳んでいる面積が広い)のかも知れませんが、いろんなハードル(入試であれ、英検であれ、ビジネス会話であれ)を次々に越えていく事ができるのですけれど。
「ロイヤル英文法」は買ったもののまだ読んでいないのですが、こちらはマークピーターセンの共著ということで、中身を見ずに即注文しました。
ロイヤル英文法自体は、学校英語の代表のような形で悪く言われる事が多いのですが、マークピーターセンの著作は好きなので。