語楽カフェ

趣味としての外国語学習

ビジョナリーカンパニー

ビジョナリーカンパニー

 

「ビジョナリーカンパニー」という本がありました。

買って持っていたのですが、読まずにアマゾンで売ってしまいました。

 

美女が鈴なりにたくさん働いている会社のことではありません。

visionary ですから、「ヴィジョナリー」と綴られても良いところです。

ある単語では「ビ」とされて、ある単語では「ヴ」とされるのは、さらなる混乱の種です。

 

例えば、Louis Vuitton は、「ヴィトン」であって、「ビトン」では情けない感じがします。

 

「カタカナに入った瞬間、それは日本語になるのだから、原語の発音とずれていても文句を言うな」というところではありますが、このずれは面白いと思います。

 

テレビはすっかり日本語になっていて、「テレヴィ」と言う人はいないでしょうし、第一、言いにくいです。

仮に television とフルで言う場合であっても、「フジテレビジョン」のように、表記は「ビ」になります。

 

外国語を長くやった方だと、日本語の表記にかかわらず、原語での表記/発音に引っ張られて、「V」や「F」の発音で発音することがありますが、気が付いたのは、「フジテレビジョン」と言うときの私の発音は、「B」であって「V」では無かったことです。

それほど日本語になりきっていると言うことでしょう。

 

私が最初に「ヴ」の表記を目にしたのは、子供の時の「ヴィレッジシンガーズ」だと思います。

その時は英語を習う前だったので、親に「ヴ」は「ブ」だと教わって、「ヴィ」ではなく、「ブイ」と発音していたような気がします。

 

日本ヴィトンのバッグについて語るとき、皆さんは「V」の音で発音しているでしょうか「B」の音で発音しているでしょうか。

 

「ヴィト」ンと書かれていても「ビトン」と発音しているのではないでしょうか。

 

BとVがありながら発音を区分しないスペイン語のようですね。