2007-08-21
今日のラジオ講座
先週電池がなくなったと思っていたAMラジオは、実は知らない間にノイズキャンセリングのスイッチがオンになっていたのが聞こえなくなった原因でした。
ノイズを消すべきところをラジオの音声を消してしまったという嘘のような本当の話ではもちろんなくて、ノイズキャンセリングヘッドフォンに入っている電池が切れていたようです。
そもそも私にはインナーイヤータイプのヘッドフォンで十分だったようで、ノイズキャンセリング機能は使いませんでした。(頭が電磁波で痛くなるし)
電池を入れっぱなしにしていたので放電してしまったようです。
ところで「ノイズを消すべきところをラジオの音声を消してしまった」と頭の中でつぶやく間に思いついたことは
そもそもノイズも音声も、聞く人の評価によるのだろう
いうことでした。
その音声が意味をなしていなければノイズにしか聞こえないでしょう。意味が分かる人には音声です。
以前、音にも気持ちよい音と気持ち悪い音とがあるから、気持ちよい音が多く含まれている言語を使う人たちはきっと幸福な人たちだろうというようなことを書きました。
しかしながら、先日読んだトマティスの「人間はみな語学の天才である」の27ページに、以下のくだりがありました。
(引用開始)
「外国語を、意味も分からないままに聞いた時に受ける印象」について、スイスの言語学者シャルル・バイイがすでに数十年も前に指摘しているが、この印象とは、大部分が自分自身の言葉の音韻体系との無意識の比較に基づいている。外国語から受ける快・不快の印象については、その言語を母語として実際に使っている人々はそのような感覚を体験することはほとんどなく、この人たちが受ける印象はまったく別の性質のものだということがいえる。
(ここまで)
すなわち、ドイツ語はゴツゴツしていると感じる我々ですが、ドイツ人にとってはそのようには感じないと言うことでしょう。
子供のバイオリンの音が近所の人には騒音でしかないのに親の耳には美しく聞こえるのは親バカです。
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これまでこのブログで、若者にしか聞こえない高周波の話を書いてきましたが、それと最近読み返したトマティスのパスバンド(それぞれの言語に特有の最も使われる周波数帯)との関係について、トマティスジャパンからのメールを中心に書いたものです。
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