翻訳家はモノマネスターか
翻訳家はモノマネスターか
先日読んだ「翻訳家の仕事」は、翻訳家37名のエッセイ集ですが、その中にイタリア語の米川良夫さんのものがありました。
色々な作品の文体に合わせて訳文の調子を変えているのに、
読者から「どの作品を読んでも米川さんの声が聞こえる」という軽口を聞かされたときは、正直言って、愕然となってしまった(144ページ)
と言うくだりがありました。
翻訳は、まるでコロッケが、松居直美が、真似る相手毎に声を表情を身振りを変える様なものかも知れません。
カラオケで誰の曲でもさだまさし風になってしまう私には翻訳の道は遠いです。(最近翻訳クラス欠席続きですし)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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