語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2008-10-11

文筆業で身を立てる

 

先日「ダジャレの作り方」という記事(こちら)を書いて、そこでは、音声言語の面白さを狙ったアウトプットをするのだから音声言語の刺激をインプットすればよいという話を書きました。

 

それはそれで良いのですが、以前もご紹介した福田和也の「ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法2」の中に、書くことのトレーニングの話があるのですが、その中に「『再現』が難しいジャンルに挑む」というのがあります。(50ページ)

 

例えば本を読んで書評を書くと言うのは、文字で理解して文字で書くということで容易と考えられるのに対し、美術に関してその内容を文章に表すというのは「再現」が難しいとしています。

 

別に私は文筆業で身を立てて行こうとしているわけではないので、「ぶんぴつ」だけであれば、既に毎日いろいろと分泌していますし。

 

とは言いつつも、日替わりの妻Rの夕食に「おいしい」 としか言えない私は、テレビの食べ歩き番組のレポーターが「口に入った瞬間ふわっと甘さが広がって、その後に....(うんぬんかんぬん)」と言ったコメントを半分バカにしつつも、自分の表現力の乏しさを嘆くのでした。

(あの種のコメントを夕食毎にやられたら、わざとらしくて奥さんも腹を立てるのではないかと思いますが)

 

ソムリエのワイン評も、その意味では凄い。味覚を文章で表現するわけですから。

 

と言うわけで、街に出て、通りの車の音を文章表現にしようとしてみました。

 

ブー。プップッー。ピャラリラピャラリラ(暴走族)。キー(急停車)。

 

自分の口で再現することは出来るにしても、文字に落としてしまうと表現が薄っぺらになります。(自分の表現力の無さは棚に上げて)

 

イヌの鳴き声は「ワンワン」であると文字に落とした次の瞬間、イヌの鳴き声が「ワンワン」以外の何物でも無くなって、「イヌはどのように鳴きますか?」と聞かれたときに「ワンワン」と平板に答えるのは思考停止です。

 

英単語にカタカナで発音を付記した次の瞬間、自分の発音がカタカナ英語になってしまうのも同様です。(喩えに無理があるかっ!?)

 

(始皇帝死で思考停止 始皇帝が無くなったので、国民は何も考えられなくなった)

 

音を文字に表現しようとしたときに、抜け落ちる要素は何なのでしょう。

コンピューターで音を再現しようとするときには、どのような要素を加えれば良いのでしょう。

 

イントネーションやアクセントなどのリズムの他にも、楽器で言う所の音色とかもあるのでしょうか。

 

寅@分泌中

 

 

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よしもとばななのイタリア語翻訳をされているアレッサンドロ・ジェレヴィーニさんの講演もあります

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