語楽カフェ

趣味としての外国語学習

blinkを読みました。

blinkを読みました。

 

「Blink . The Power of Thinking Without Thinking」を読み終わりました。

日本語は「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」です。

 

勝間さんのお薦めだったと思いますが、これは面白かったです。お薦めです。

 

ポジティブシンキングや、独り言で暗示をかけるなどを説く本にもちゃんと根拠があるのだとわかりました。

 

言葉で行動が変わってしまうというのは、サピア・ウォーフの仮説に通じるものです。

 

インプロビゼーションの劇をやるためにはひたすらルーティンを繰り返すというのは、野球の素振りを繰り返すようなものでしょうか。外国語学習に引き寄せると、反復音読・暗唱でしょうか。

 

見せられた顔から犯人を選ぶことは出来るのに、犯人の顔を描写しようとすると出来ないというのは、赤瀬川原平さんが書いていた、千円札の偽札は判別できるのに千円札を描くことができないというものでしょうか。

 

インプットほどにアウトプットができないという例でもありますが、また、描写しようとすると理解が妨げられるという話は、やはり英語は英語のまま理解しましょうということでしょうか。

 

顔の筋肉を操る話も面白かったです。

 

一読をお薦めします。