語楽カフェ

趣味としての外国語学習

単語力増強

単語力増強

 

ちょっと前に「村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける」を読んだのですが、薄い本でしたが面白かったです。

 

気に入ったのは単語増強法。

 

多読を勧める一方で、「毎日1万語見る」ことを説いています。

 

なるほど。私もラルースやさしい仏仏辞典Niveau1を最初から読もうとしていましたが(1日10ページ)大分前に挫折しました。

ここでは、毎日1万語を見るのです。(材料は市販の単語集。お薦め学習書も掲載されています)

私も毎日ラルースやさしい仏仏辞典Niveau1を最初から最後までパラパラめくるということをやれば良かったのかも知れません。(ちょっと訳語が多すぎるかも)

 

多読をする方は単語集で単語を増やすことに否定的な方が多いようです。

理由は良く分かりません。

 

1.文章の中で新しい単語に出会って推測することで意味が分かるという幻想

 

95%の既知語がないと、未知語の意味が正しく推測されないと言われている一方で、文脈の中で単語を学習する効果については、読んでいるテキストに未知語が何回出てきたらその単語の意味が学習されるかと言うことに関して、Saragi, Nation and Meister (1978)では10回、Nation(1990)では6.7回の繰り返しが必要という見解があるわけで、ものすごく大量の読書が必要になるのですけど、良いのでしょうかね。

 

  

2.

単語集や英和辞典では訳語が固定されて日本語の意味に引っ張られてしまうという思い込み

 

私もこのような部分が少しはあると思いますが、多読・多聴で修正していくわけですからとっかかりが1つの訳語でも構わないと思います。

 

多読をやっている方に、語彙については英和辞典・単語集を目の敵とし、後々「unlearn」が必要になるから避けるべきと言う一方で、間違いを恐れずに積極的に書く、話すを勧めている方がいらっしゃいます。

 

fluency over accuracy ですから、初期に於いてはfluency重視。その後大量のinputを参考にaccuracyをというステップ感は私も同意です。

ただ、その同じ人が語彙習得についてはfluency over accuracy 的な、まずは単語集、英和辞典というアプローチに強力に反対する理由が分かりません。

 

 

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