女子パシュート、0.02秒差の銀メダルに寄せて
女子パシュート、0.02秒差の銀メダルに寄せて
それで「パシュート」って何?
最初に「パシュート」って聞いた時には、アフガニスタンのパシュトゥン人/パシュトー語しか頭に浮かびませんでした。
パシュートって英語のpursuitから来ているんですね。
私の興味はどうして pursuit が日本語発音で「パシュート」になったかです。
カタカナ表記の大胆さをお許しいただけるならば、pursuitの発音は米語なら「パスート」、英語なら「パスィゥート」 です。
「パシュート」に特徴的な「シュ」の音が入っていないのです。(発音記号の[ʃ]の音)
pursuitをpur・suit と分けてみて、suitの発音を考えれば分かります。
あまりにヒマだったのでなぜ「パシュート」になったか考えてみました。(パシュートになった理由のパシュートを行ったという堂々巡り)
1.「パ」にアクセントがないので、「パ・シュート」と区切って理解された。フランス語のpasからの連想か。(一歩という意味のpasで、pas de deux。あるいは否定のpasで、pas malなど)
ここで、パで切れてしまうと、残りがサッカーの「シュート」などと近いので、思いっきり寄せてしまった。
(知らない単語を耳にすると知っている単語/音に寄せて聞き取ってしまうと言う人間の耳の癖があります)
2.最近の若者の「ら」抜き言葉(「食べられる」->「食べれる」)の影響で、「パラシュート」->「パシュート」となった。
3.パシュートと摩周湖が母音の配列が同じで据わりが良かった。
謎は深まるばかり。
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