ダラダラと外国語学習について書いてみる (4)
ダラダラと外国語学習について書いてみる (4)
最近のコミュニケーション重視の理論では、大量のインプットが前提であるということらしく、全く賛成でございます。
ポイントは、大量のインプットをやるとして、それとアウトプットの関わらせ方、あるいは明示的学習(文法等)とどのようにつないでいくかということです。
インプット重視と言うことで、日本でもここ数年、多読が注目を浴びています。
多読関係ではSSSの掲示板を良く見ています。(ときどき書き込みも)
http://www.seg.co.jp/sss/index.html
ここでは「多読3原則」として以下のものをあげています。
1. 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2. 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3. つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)
日本語で読む時もそうするよねという原則ではありますが、まずは読まなければ話にならないということで、楽しみを見いだすこと、続けることを主眼においています。
私は4番目の原則として「多く読むこと」を付け加えたいと思います。多読三原則に従っていても量が少なければ意味はありません。
また5番目の原則として「速く読むこと」を付け加えたいと思います。
「読む・書く」は「聞く・話す」と違って自分に時間の余裕があるという特徴があります。(テストでは時間に制限があるというのはそれはそうですが)
最終的に会話のレベルに達したいと思うのであれば「読む・書く」の作業にもスピードを求めなければなりません。
例えば「読む」においては、音読する(あるいはテキストのCDを聞きながら読むいわゆる聞き読みをする)ことで戻らない/戻れない読みを行うとか。
スピード訓練をしないと、例えばTOEICのリーディングセクションで時間内に全問読み終わらない/解き終わらないということになります。
(ちなみに私は全問見直ししても時間が余りますが)
一日一回クリッククリック