眠れる森の美女
眠れる森の美女
昨日は雨の中を2時間走っていたのですが、途中でラジオから流れていたのは J-Wave の Classy Cafe でした。
ウェブはこちら(http://www.j-wave.co.jp/original/classycafe/)
ヴァイオリニストの宮本笑里さんが担当ということで、クラッシィ・カフェの「クラッシィ」と「クラッシック」が引っ掛けてるあるのだと思います。
これが「暮らし」と掛けてあれば庶民向けの番組なのですが、「Classy」自体は「上流の」という意味ですので、クラッシックは上流階級の趣味だと言っているのであれば嫌な感じ。
「クラッシックを庶民の手に!!」
まあ、それはそれとして。
番組の提供は三菱地所です。
三菱地所と言えば丸の内の三菱一号館美術館(http://mimt.jp/)。
現在は「マネとモダン・パリ展」をやっていますが、これを建てたのが、イギリス人のジョサイア・コンドル。
落語家のような名前(如才屋コンドル)ですが、建築家です。
それはそれとして。
番組の最初に流れたのがチャイコフスキー作曲『眠れる森の美女』でした。
王女は百年間眠っていたというのですが、その間、歳は取らなかったのでしょうかね。でも歳を取っていたらきっと王子様はキスをしなかったかも知れませんね。
歳を取らなかったとしたら、目覚めた直後に一気に百年分老けるのではないでしょうかね。浦島太郎みたいに実年齢に追いついて。
でもそうしたら目覚めた次の瞬間に死んじゃいますね。
ところでこの「眠れる森の美女」ですが、フランス語の原題は「La belle au bois dormant」です。
見て分かるように、dormant(眠っている)は男性形で、la belle(美女)ではなく、bois(森)に掛かっています。
眠っているのは美女ではなく、森なのです。 ん?
これは面白いと妻Rに「眠れる森の美女」の話をしたところ、
妻R「その森は眠れるんじゃないの? 不眠症の人も誰でも、その森では眠れるんじゃないの? この森、眠れるぅー!!ってね」
オオ何と!!
「眠れる」の「れる」は可能の意味だったのか!!
しかしそうすると一旦森に入ったら眠ってしまって一生目が覚めないかも知れない。
謎は深まるばかり。
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