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趣味としての外国語学習

英語じゃなくて Globish

英語じゃなくて Globish

 

あまりにネイティブ好みの表現は逆に(ノンネイティブが集まる)ビジネスの世界では通用しないことから、例えば phrasal verb を敢えて避けるという作戦も必要であるなどとこれまでも書いてきました。たぶん。

 

先日の竹岡先生のコメントの「受験勉強用の熟語と実際に使われる熟語の隔たりがどんどん大きくなっている」においても、「実際に使われる」がどこでどのように使われているのかは注意が必要です。英米の書いたものをサンプルとするならば、ノンネイティブの世界の会話の特徴は把握されないでしょう。

 

ニューズウィーク日本語版6/30号は「英語じゃなくてGlobish」というタイトルです。

 

Globishの名付け親、IBMの元幹部のフランス人ジャンポール・ネリエールによれば、彼が日本IBMにいた90年代、英語が母語ではない人が話す英語のほうが、英米人よりずっとうまく韓国人や日本人の顧客と意思疎通を図れると気付いた。(36ページ)

 

私の想定していた、phrasal verb を避けるとか、big wordの方が通じるとかいうレベルではなく、『nephew(甥)』を『the son of my brother』などと言い換える。

 

本の学校英語も完璧を目指すのではなく、まずは Globish を目指し、しかる後に微修正をかけていくというアプローチもありではないかと思いました。fluency over accuracy.

 

 

 

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