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趣味としての外国語学習

英語 確実に身に付く技術(山田光顕著) KAWADE夢新書

英語 確実に身に付く技術(山田光顕著) KAWADE夢新書

「英語 確実に身に付く技術(山田光顕著)」KAWADE夢新書を読みました。

ブックオフで105円で買ったものです。

105円の本でした。110円でも良いかも知れませんが。

「専門教育なし、海外経験ゼロ日本でごく普通に暮らす著者が「英語を確実に身につけたい」と独学を開始。数年内に英検1級、TOEIC900点の難関を突破。低コスト効果的な驚きの学習技術を全て公開」

という言葉につられて読むと大変です。

二年半「TIME」を読み続けたとか、ディクテを続けるとか、独学で筆者のような勉強をやろうとすると鉄の意志と時間が必要だということになります。

書いてあることは概ね納得できる内容ですが、あちこちで書かれている話なので特に目新しさは無いです。

そうした中で興味深かったのは、

1.ディクテーションの効用を強く説いていること。

2.Native の講師は日本語が上手でない場合生徒の疑問が分からないが、生徒の方も自分がなぜ分からないかをNativeの講師に説明できない。

3.担任制でない場合担当講師がころころ変わるわけだが、その場合にイギリス人だったりアメリカ人だったりオーストラリア人だったりすると、発音の習得に悪影響を与えると言うコメント

1.ディクテーション。そう言えばやっていた時期があったような気がします。

きちんと聞き取れているかどうかは、やはりテキストのあるもののヒアリングをしないと確認できません。

慣れてしまえば(短いテキストであれば)ディクテーションしなくとも聞き終わった後に原稿を見ることで聞き取り具合を確認できます。

当時はEnglish Journal などでそれをやっていたと思います。二三年前も、NHKラジオ講座を聴いて、聞き取れないときだけ本屋立ち読みして確認していたりしていました。

フランス語の場合は特にディクテが教育の大きな分野を占めており、フランス語検定1級の一次試験でも大きな配点をつけています。

特にフランス語の場合は、発音されない語尾の e とか、発音していないのに発音していることになっている語頭の h とかありますので、文法、語彙の正確な知識がないと、ディクテは難しいです。

その点、英語のディクテーションは楽です。

これが慣れてくると、シャドーイングに進んでいきます。

2と3は全く考えつかなかった点でした。