音
音
イギリスにはアイリッシュ、スコティッシュ、インディアン、チャイニーズたくさんありました。
アメリカでは滞在期間も短かったので、南部訛りを少し聞いたくらいでしたが。
訛りなどはしばらく聞いていれば相手が慣れますから、気にすることではありません。
重要なことは、英語の音の中で明確に区別されている RとLなどの音について、明確に区別すると言うことです。
例えばイタリア語のRは巻き舌だと思われていますが、フランスに近いところに住んでいるイタリア人の中にはフランス語のRで発音する人がいます。
それは決して珍しいことではありません。
ただ、彼らもRとLは区別しているので問題にならないのです。
「発音できない音は聞き取れない」というのも正しくないのかも知れないですね。
彼らは巻き舌のRは発音できないけれど、聞き分けられているのですから。
カタカナ英語になった瞬間RとLの違いが消え去って、発音する方も区別しないわけですから、相手としては(文脈から判定する以外は)聞き分ける術が無いですね。
また、RとLを区別せずに覚えると、単語の綴りも覚えにくいのではないかと思います。
音と結びつけて覚える方が楽ですから。
であれば、楽をしようとしてカタカナ英語で突っ走ろうとして結果的に単語の記憶にムダが出て、非効率的なことになってしまいます。
そうは言っても、できれば発音は学習初期の段階でしっかりと練習しておきたいですね。
相手が聞き取りやすいように発音するというのは礼儀だと思いますし、発音練習を口の周りの筋トレと考えて、語学学習から切り離して楽しくやれれば良いと思います。
私の場合は学校とラジオで触れていた英語がアメリカ英語だったことから、発音もすっかりアメリカ英語になっていましたが、イギリスでの6年10ヶ月の滞在の間にすっかりイギリス英語になってしまいました。
訛りなんてその程度のものです。特に我々のように中学、高校、あるいは大人になってから外国語を学んだものにとっての外国語の訛りというのは容易に消え去ります。
私の福井弁も東京での生活で消えました。田舎に戻ると再び表れますが。
アメリカ英語、イギリス英語。どちらの発音がよいという訳ではないですが、どちらか一方でしっかり覚える必要があります。
そうすれば逆の発音を学ぶときに、「アメリカ英語では ? と発音されるが、イギリス英語では α で発音されるのだ」と整理して覚えられます。