「日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)岩波新書
「日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)岩波新書
「日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)岩波新書を読み終わりました。
ブックオフで105円で買いましたが、これは定価で買っても良い本です。
お薦めです
続編の「続 日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)岩波新書も105円で買って積んであります。次に読みたいと思います。
日本人の間違いやすい、冠詞、単数・複数、関係代名詞などについて、例を用いて丁寧に説明してあります。
レベルは中級から上級という感じでしょうか。
気楽に読める内容ではないので、途中でギブアップする人が多いのでしょうか。ブックオフで新品に近い状態でたくさん見かけます。
この本の存在は知っていたのですが、敢えて手に取らずにいました。
以前にも書きましたが、「ネイティブはこう言います」という類の本は、必要以上にスラングに傾いたり、文化的背景に依存する表現だったりするので、国際語としての英語にとっては不要というアプローチでいるので、そのような本かと思って避けていたものです。
もちろんここに書かれている内容のうち、英語を母語としない人たちには無視されているルールもあるでしょうが、母語話者が使った時にどのような意味を持たせているのかを知っておく必要はあると思います。
これは最近読んだ船橋洋一の「あえて英語公用語論」文春新書に書かれていたと思いますが、国際語としての英語を追求する一方で、それを母語としている人たち・文化についても敬意を払うという態度です。
この本については後日。
並行して読んでいた同様の内容の本が「学校英語」ではわからない英語の常識松永大介著 講談社+α文庫です。
これもブックオフで105円で、かつ著者の肩書きが「外交官」などとあって、あまり期待していなかったのですが、こちらも良い本です。
著者が18才の時から書き記してきたという英語の用法に関するメモが元になっているということで、極めて密度の濃いものとなっています。
お薦めです。