語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2006-03-18

毛沢東はお触りがお好き

出張先のP君は、中国人

彼は10年以上前に、中国日本語を学んだことがあるらしい。

話には聞いていたが、やはりテキストの内容は中国の国を讃える内容だったらしい。

そうした中で、毛沢東についての記述があったらしいのだが、この「モウタクトウ」という音が、彼の育った地域の広東語では「touch too much」という意味になるらしく、「モウタクトウ」と声に出すたびに、笑いがこみ上げてきたらしい。

飛行場に向かう道

出張の日程を終えて飛行場に向かう道、タクシーから窓の外をぼんやりと眺めていました。

目に留まったのは病院

救急外来入り口は、「Emergency Walk-in」と書かれていました。

救急で来るような人は、自力で歩いて入れないのではと、一人ツッコミしていました。

しかしどうして飛行場の近くにはホテルがたくさんあるのでしょうか。

朝早い便に乗るために前泊する人ばかりではないと思うのですが。

飛行機で各地から集まって、コンファレンスとかやるのでしょうか。

目にした看板には、「Kiss and Fly」と書かれていました。

家族が旅立つ人を送ってきて、口づけをして別れる場所といった意味で使われているようです。

うーむ。おしゃれですが、日本飛行場には合わないかも。

音読の効果

1月3日の記事で、音読の効用について書きました。

1.文章レベルでの発音の向上

2.記憶のための音読

3.外国語の持つリズムを身につける

という三つに分けて書いたのですが、3については文法力向上の面もあると思い至りました。

日本人は冠詞の使い方が苦手だと良く言われます。

英語についてはマークピーターセンの「日本人英語」に詳しいです。

例えば定冠詞「The」を多用するとか。

フランス語イタリア語になると、定冠詞、不定冠詞、部分冠詞、冠詞無しの使い分けが全くもって分かりません。

文法書を読んでも、あるいは、私の出入りしているポリグロット外国語研究所の冠詞セミナーに参加しても、その場では分かったつもりになるのですが、やはり分かっていないのです。

特に私のように金融経済などの実務書を中心とする場合は、冠詞の使い分けによるニュアンスの違いに気を配らずに済むケースが多く、読んで意味が分かったつもりになっているのが問題です。

自分が実際に使う(書く/話す)段になって、困ってしまうわけです。

冠詞に着目しての精読ということも一つの方法でしょうが、イタリア語など語呂で冠詞を省略することもあるので、やはり音を介しての学習が必要だと思います。

やはり、音読でしょう。

私がフランス語の冠詞に対して苦手意識を持っているのは、圧倒的に発声の不足によるものではないかと推測しています。

英語イタリア語と違い、現地で生活したことがないので。

今後は積極的に音読を取り入れていきたいと思いますが、どのようにやるか、今後の課題です。