グッチョイ
グッチョイ
電車で見かけたECC英会話の広告に、グッチョイシステムと書かれていました。
と悩んでいたのですが、ほどなく、Good choice のことだとわかりました。
中津 燎子の「なんで英語やるの」には、There are は「ゼアラー」だと決めて発音している人の話が出てきました。
そのように聞こえるということと、そのように発音していると言うことは違うのですけれど、子音で終わるケースで日本語にないパターンだと、どうしても楽な発音に寄せてしまうのでしょう。
「グッチョイ」で気になったのが、「グッバイ」です。
思わず自分の Good by の発音を確認しました。「d」はきちんと意識して発音されているかと。
もちろん、話者が意識していることと、発音されているかということは別の問題でしょう。
発音パターンを話し手と聞き手が共有している場合には、分かってしまうということもあるのでしょう。
前に書きましたが、「苦渋の選択」と「Could you の選択」と言っても、日本人の耳には同じに聞こえるでしょうが、英米人には異なって聞こえるはずです。でも、日本語を知っている英米人なら文脈で苦渋と聞いてしまうのでしょうし。
Good by を「グッドバイ」とせずに「グッバイ」としたのは、その方が元の音に近いと当時考えたからでしょう。
「グッドバイ」だと Good buy が思い浮かぶのも不思議です。
King Kong は「キングコング」であって「キンコン」ではないのですが、Hong Kongは「ホングコング」にはならず、「ホンコン」です。
音って面白いですね。