2006-06-10
ピアニスト その2
先日の記事に、kaiokoさんがコメントくださいました。
(一部引用開始)
istは心的、erは動的な感じがします。
サユリストはあくまで吉永小百合信奉者であり、アムラーは安室ちゃんの真似をする行為そのものに重きを置く、というのはうがちすぎでしょうか。
(ここまで)
英単語としてではなく、日本語の造語法として、鋭い分析だと思いました。
サユリストは、サユリ派/サユリ党という意味で使われていて、それは社会党(socialist)等と同じで、正しい使い方と言えるでしょう。
昔で言えば、百恵派、昌子派、淳子派に分かれるというようなことでしょうか。
(例が古すぎてわからない人が多いかも知れませんが、最近の例を作れない私をお許しください)
このように正しく理解すれば良いのですが、これを比較級->最上級などと勘違いして、アムラーもさらに神格化が進めばアムリストになるなどというのは間違いです。
吉永小百合さんの全盛期にはサユラーもいたのかも知れません。
(いや、これは間違いです)
(いや、これも間違いなんですけれど、アムリストではなく、アムロイストになるかも知れないと悩んでいます。英語の先生教えてください)
妻に、この話をして、「他にイストを使った日本語ある?」と聞いたところ、妻の答は
「イスとテーブル」
思わず脱力してイスに倒れ込んでしまいました。
さて、本来的な使い方では、イストとイズムがセットになっています。
サユリストと言う言葉があって、サユリズムと言う言葉は聞かず、また、(東京都知事の)慎太郎イズムは聞きますが、慎太郎イストを聞かないのも面白いです。
妻に「イズムで終わる日本語の単語は?」と聞いたら
「沈む」
いや、そうじゃなくって。