2006-08-04
速聴
生寅の会でのまいっちさんのお話。
英語に熱心ではなかった妹さんが寝る前に/寝ながら速聴のCDを聞いていたら、(意味は分からないけれど)英語が聞き取れるようになった。
野球で速球に対応するために、ピッチャーに近くから投げさせてバッティング練習するようなものでしょうか。
普段から三倍速、五倍速で聞き取れていれば、普通の速度で話されると、すごくゆっくりに聞こえるでしょう。
昔はスピードを上げると音も高くなって聞き取りにくくなるのですけれど、技術の進歩でそれもなくなっているようです。
ところで、これらの教材は、「通常スピードの録音」は、通常スピードなのでしょうか、それとも早口で話された/読まれた教材をスローにしたものでしょうか。
ゆっくり読む/話すときにはしっかり発音されるのに対し、早口になると音が自然につながり、あるいは脱落していくわけです。
ところが、ゆっくり読まれた/話されたテープを人工的に早回しにしても、同じ現象は起こりません。
スピードに慣れたにしても、このような自然な音の変化には慣れないかもしれません。
利用されている方、教えてください。
ジダンの頭突き
「ジダンの頭突き」を中国人が商標登録したというニュースを、今朝のラジオで流していました。
はて?
頭突きは、「ずつき」? それとも「づつき」?
正解は「ずつき」でした。
先日は、cars と cards の発音の区別の話について書き、さらに、日本語の「ず」と「づ」の発音の違いについても考えておりました。
「ずつき」の最初の音が、果たして、「cars」の「ズ」なのか「cards」の「ズ」なのか、よく分かりません。
もとより、両者の違いもよく分からないのですが。
しかし、「ズッキーニ」であれば、「z」と「dz」の違いが発音し分けられたような気がしました。
感覚的には、z の音は歯の音で、そのまま音を伸ばせるのに対し、dzの音は舌先の音で、伸ばせないような感じです。(合ってるかなぁ)
「ぢ」と「じ」、「ず」と「づ」
子供の頃、この使い分けについて私の母親は、「どちらか分からなかったら、濁点を取って発音してみて、音が近い方にしなさい」と教えてくれたのですが、これは正しいのでしょうが。
頭痛は、「すつう」より「つつう」の方が音は近いのですが、でも「ずつう」です。
鼻血は「はなぢ」ですが、切れ痔は「きれぢ」ではなく「きれじ」です。
日本語にはこの二者の発音の区分はあるのでしょうか。
どのような使い分けのルールがあるのでしょう。