語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2007-01-03

多読は速読ではない

SSS英語学習法研究会多読3原則は、以下のものです。

1.辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)

2.分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)

3.つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない) 

これと、酒井先生の「快読100万語!」を合わせると、「辞書・文法書を捨てて、ひたすらたくさん読め」というメッセージになります。

私自身、文学作品の読みが足りなかったことと、多読・多聴で語彙を増やすべしと考えていることから、昨年の夏にこの多読に飛びついたのでした。

ところが、楽しければ良いと言ってスピードを上げていくと、語彙も文法も消えていって、話の筋しか頭に残らないことになります。何語(英語?仏語?伊語?日本語?)で読んだかすら分からなくなってしまいます。

他方、SSS英語学習法研究会掲示板に文法事項についての書き込みがあって盛り上がっていたりするので、「あれ?文法は無視するんじゃなかったのかなぁ?」と疑問を持ったことがありました。

この話をSSS英語学習法研究会の集まりでしたところ、

「人によって、読み聞きした時に内容しか残らない人と、表現も含めて残る人がいる。それは英語に限らず日本語でもそうだ」

という返事をいただきました。

私はこれまで、「話に集中すると表現は残らず、何語だったかも残らない」と何度か書いてきましたが、ひょっとするとそれは私だけのことなのかもしれません。

確かに私は日本語であっても意味しか残らず表現が残らない感じです。

スピードを上げすぎることで逆に語学学習にとっては役に立たないということになっているかもしれません。

仕事関連の文書は速読で内容をつかみ、文学書はスピードを落として語彙・表現を身につけていくという切り替えが必要なのでしょう。



正月三が日

読書はあまり進みませんでした。

妻「せっかくのお休み、どこに連れて行ってくれるの?」

私「じゃあ、ブックオフに行こう」

妻「あなた、昨日も行ったじゃないの」

と嫌がる妻を連れて、今日調布ブックオフまで足を延ばしました。

結局私は正月三が日でブックオフ三軒回りました。

語学関連で購入したのは以下の二冊です。

そろそろ書斎の床が抜けそうです。

英語力を上げる実践勉強法

英語力を上げる実践勉強法


国弘流英語の話しかた

国弘流英語の話しかた

興味深いと思った本は、「カタコトのスペイン語がらくらく話せる本」でした。

らくらく話せないからカタコトになるのではないかと思うのですが。