2006-09-20
シャドーイング
先日立ち読みした多聴多読マガジンに紹介されていた「子どもシャドーイング」のことが頭から離れません。
早く買わないと売り切れちゃうのですけれど、自分の興味あるのはそんなにページが多くないし。。。
少なくとも私が実践していた「大人シャドーイング」においては、
音、単語、文法、口の筋肉
が主要素でした。
口の筋肉をちょっと忘れると、シャドーイングの中で単語、文法の占める割合はどのくらいでしょうか。
単語を知らなくても、音が取れればシャドーイングは出来るでしょうし、後から綴りを推測して辞書を引くことも出来るでしょう。
文法が分かっていれば文の展開を予測することが出来るので、聞き取りやすくなるでしょう。
では、単語も文法も何も知らない未知の言語だったらどうなるでしょう。
中国語や韓国語のように、日本語にない音がたくさんある言語でテストしたのでは、そもそも口の筋肉が出来ていないので実験することが出来ません。
日本語と全く同じ音だけで出来上がっている外国語があるのかも知れません。その言語によるシャドーイングが、通常の日本語のシャドーイングと比べてどのくらい困難かによって、シャドーイングに占める音以外の割合が分かるかも知れません。
日本語をシャッフルして意味の固まりを持たせないような形でシャドーイングするとか、あるいは、標準語からかなり遠い方言を使ってのシャドーイングも良いかも知れません。
吉野家牛丼復活
我が家は牛肉を食べないので興味はないのですが、盛り上がったようですね。
米国産牛肉の禁輸措置が出たときは、吉野家も終わったかと思いました。
きれいに回文や逆さ言葉を作ろうとする場合、頭の中で考えるのはなかなかつらいです。
「牛丼(ぎゅうどん)」と聞いて、「んどうゅぎ」と言うのは難しいですが、「どんぎゅう」と言うのは割と容易に出来ます。
普段、音を発しているときには、音の固まりとか漢字とかは意識していないと思うのですが、「ぎゅう/どん」と区切って、塊ごとにひっくり返し「どん/ぎゅう」と言うのは容易に出来るのは不思議です。
最近見なくなったテレビコマーシャルに、お茶、海苔の山本山があります。
というものでした。
確かに、下から漢字を読むと言うのであれば、「やまもとやま」ですが、かなの単位で下から読んだら「まやともまや」になります。
「大学生」と聞いて、「せいがくだい(生学大)」とはひっくり返せるものの、「いせくがいだ」と言うのは難しいです。
発話の際に漢字の塊を意識しているのでしょう。
ここまでは漢字の塊、かなの塊で話をしてきました。
小学校の頃に、テレビで「トマト」という言葉をテープレコーダーに録音して逆回転させるとどのように聞こえるかというクイズをやっていました。
回答者の多くが「トマト」だと答えた中、聞こえてきた音は、「オタモッt」というような音。
ローマ字で書いてみれば分かりますが、「tomato」を逆に回すと「otamot」になるわけです。
以前も書きましたが、テープレコーダーではこのように再生されるのですが、MDプレーヤーで音を出しながら巻き戻すと、少し戻っては普通に再生し、また少し戻っては普通に再生し、を続けるのでところどころ聞き取れます。
これは山本山式の読み返し法ですね。
芸能関係の方が使うと言われている逆さ言葉も、かなの単位で逆さにしようとすると、言う方も聞いた方も分からないので、漢字、あるいは単語の塊で切ってひっくり返しているようですね。
いずれにせよ、逆さ言葉、回文は、頭の体操には良いと思います。
それが出来るようになったら何のメリットがあるかは分からないのですけれど。
暇つぶしにはなります。