2007-02-25
今日の成城学園前
先週のマラソンもあってグニャグニャに曲がってしまった背骨を治しに、成城学園前の整体に行きました。
帰りにいつものようにブックオフに立ち寄りました。
なんとっ!!
いつもケチなブックオフ成城学園前店が、単行本500円セールをやっているではありませんか。(明日日曜まで)
今日の購入は以下の二点です。
確か昨年の東京国際ブックフェアで見かけて興味を持ったものだったと思います。
腰帯によれば
言葉を解くためのあらゆるテクニックを駆使して
未知の単語も解明
ボキャブラリーが頭の中に
ぐんぐんあふれてくる不思議な本
ということです。
まさしくそんな感じです。
(1) このような書籍を通読し語彙を増やしつつ、他方
(2) Longman Pocket Activator の通読、あるいは多読・多聴により、それらの語彙の意味の輪郭を作り上げていくという二つの作業が必要です。
カ・イ・カ・ン (二重母音)
先日の花粉症の記事の最後に、日本語の「カイカン」と英語の「I can」が、(母音の数としては)同じに思える一方で、日本語は4音、英語は二音節であるという話を書きました。
他方、イタリア語には二重母音は無いのではないかというような記事を書いたこともあり、また、フランス語においても、二重母音は無いらしいです。
(英語の後にフランス語を学んで、ずっと二重母音だと理解して発音していたものがそうではなかったということ。。。 ショック。。。 ひょっとしたら私の英語の二重母音の発音がそもそも違っていたのかも)
日本語では通常の会話においてアイ、アウ、アエ、ウイ、オイなどが二重母音として現れやすい。しかし、ゆっくり丁寧に発音されると母音接続となり、日本人の意識では2つの母音として扱われる。
これで二重母音のところは一旦納得しました。
「ユーウツ」の音や、「ん」の音のことを考えると、音がいくつかという判断は、それぞれの言語による決め事のような気がします。
「カイカン」という同じ音を聞いて、イギリス人は指を二本折るでしょうし、日本人は四本。
それぞれ韻文/俳句などでの決め事を意識しているのではないでしょうか。
フランス語にしても、単語の最後の発音しない「e」を数えた上で、韻文の時は発音するように指導されたような気がします。
「なーんだ、全ては決めの問題か」と少しスッキリして「カ・イ・カ・ン」
ユビキタス社会
あちこちで見聞きするようになったのですが、良く分からない単語。
三省堂ワードワイズ・ウェブの説明はなかなかわかりやすいです。
先日ブックオフで購入した「頭がいい人、悪い人の話し方」を読んでいるのですが、知ったかぶりして難しい単語を使ってはいけません。
ということで、理解した上で使ってみます。
「夕飯の準備をしていた妻は包丁で指切ったッス」
日本語のシャドーイング
知らない間にどんどん溜まっていくのですが、昨日読んでいて面白い記事に出会いました。
英日翻訳で日本語の表現力がなかなか伸びないという方に、日本語でのシャドーイングを勧めていらっしゃいました。
「表現に慣れ、また、自分が書いた文章を人が読んだ場合にどのように読まれるのかについて想像できる力を獲得する」
ということを目的にするものだとのこと。
なかなか興味深いコメントでした。
外国語学習と母語学習を単純に比較は出来ないのですが、ふとした機会に対比させることで発見があります。
外国語->日本語の翻訳では日本語能力の勝負だと良く言われるわけですが、ここでの日本語能力とは何を指しているのでしょうか。
我々日本人が一通り日本語の読み書き聞く話すという四技能を備えているという前提で、それを越えて求められている能力は何でしょう。
それは外国語の能力について我々が語る時には問題にされていないのでしょうか。それは検定1級などのレベルを越えてからようやく問題になる/問題にすべきものでしょうか。
それらは学習初期段階から気をつけていても良いポイント/気をつけるべきポイントなのではないでしょうか。
インターネットラジオでちょっと日本語のシャドーイングをやってみたのですが、結構難しかったです。
お試しあれ。