2007-03-03
組み合わせ
例えばAからEまでの5つのチームがサッカーの試合をするときに、組み合わせの表を書くことがあります。
1試合だけの総当たりなら表の半分を使います。
自分と自分は戦えないので、斜めの線が入ります。
試合数は5C2=10試合
2試合する場合は、表の上下両方を使います。
試合数は 5P2=20試合
先日気づいたのは、5つのチームが1試合ずつの総当たり戦で戦うならば、その組み合わせは五角形とその対角線によって表されると言うことでした。
表をつくって下半分を使わないよりは省エネだと思ったのですが、どちらが勝ったか負けたか(何対何でとか)の表示とか、対戦成績の集計がしにくいとかの欠点があると思い断念しました。
ここでは二次元の平面なので頭の中でも紙に描いても容易に対戦組み合わせ表が作成できます。
では、5チームのうち、3チームが同時に戦うゲームだったらどうなるでしょう。
(サッカーのグラウンドが三角形で、ゴールが三つあるようなゲーム)
先ほどの組み合わせ表を立方体にしようとした瞬間、頭の中はオーバーヒートしてしまいました。
(絵を描き始めたのですが、これもうまく行きません)
立体的に考える能力というのが欠如しているようです。
さて、ようやく外国語の話です。
英語と日本語というペアを考えた場合、英→日という技能と、日→英という技能は別の技能でしょうか。(表の上半分だけで良いでしょうか、下も使うでしょうか)
使える外国語の数が増えてくると、それぞれのペアについて技能の組み合わせを考える必要があるでしょうか。
読む
二泊三日の温泉旅行で読めたのは、米原万里の「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」一冊のみでした。(これはこれでとても良い本ですので、お勧めできるのですけれど)
あまりに情けないので家に戻ってからあちこちとつまみ食い読みしています。
持って行ったのに読まなかったカルロスゴーンの"Citoyen du monde"(フランス語)を読み始めました。
ゴーン氏も外国語を学ぶのが好きだったようです。(私との共通点はそこで終わります)
彼の最初の仕事はミシュランで、ミシュランはフランスのClermont-Ferrand にあります。
以前リヨンに旅行に行ったときに、Clermont-Ferrand に二泊しました。
何もない町でした。。。。
当然のことながら、所々に分からない単語が出てくるわけですが、調べてもかなりの確率で忘れてしまう単語に囚われるよりは、スピードを維持して、フランス語のリズムを身につける方が大事ではないかと思いました。
(両方やれれば良いのでしょうけれど)
同時にちょっと読み始めたのが、「星の王子さまをフランス語で読む」加藤恭子著 (ちくま学芸文庫)です。
最初のところに、「なるべく訳そうとせずに読む」ことを説いています。
気をつけないといけないのは、ここだけを読むと、「和訳すなわち悪」という印象を持ってしまうことです。
戒めるべきは「日本語に訳さないと意味が取れないので、日本語に訳す」という態度であり、和訳する能力は、その後翻訳、通訳に進む際にはきわめて重要なスキルであり、とても大切です。
インプット能力の強化には、精読と多読のバランスが必要だと考えております。(さらに日本語でのアウトプット能力)
フランス語の精読については、ルモンドを読む会が現在は唯一の機会ですが、文芸作品をじっくり読んでいく機会が欲しいなと思っております。
「星の王子さまを読む会」など主催したら、参加者集まりますでしょうか。