國弘流 英語の話しかた その4
國弘流 英語の話しかた その4
最初は単純に
「中学で使ったテキストをそのまま使えば良いですよ。わざわざ買い直すことはないですよ」
という程度のことだと思いました。
しかしながら、中学を卒業してからもう●●年も経過している我々が、中学の英語のテキストをまだ持っている方が不思議であり、本屋に一般に売られているわけでもなく。。。。。
本屋で見つかるのは、「●●語 役立つ表現500」みたいなものでしょう。
「國弘流 英語の話しかた」の第6章は、「只管朗読の教材について」というタイトルで、そこでは"This is a pen." についての記載があります。
「そんな表現は極めて不自然で、実生活で決して使わない」という批判に対し、「This is a pen. を身に付ければ、This is Kunihiro. や、This is my birthday. Is this the police? と、その応用表現を瞬時に取り込める力がつくのです。」(83ページ)
基礎ができていれば、その応用形が応用形だと認識でき、身に付けられるということでしょう。
「●●語 役立つ表現500」の類では、その表現そのものにフォーカスしていることから、応用が利かず、実際は応用形である場合も別の表現として覚える必要があるということでしょうか。
第一回の生寅の会で、「学校の英語のテキストは、文法事項を一通りカバーするように作られているので、それをしっかりやれば良い」というような話がありました。
最近では「コミュニケーション重視」という名の下に、中学のテキストが変質しているかも知れません。
國弘さんの出している音読用のテキストを使うのも一つかも知れません。