語楽カフェ

趣味としての外国語学習

2006-09-10

大人のムフフ英語

1. 五節句の話

昨日、9月9日は、五節句の一つ、重陽節句でした。

五節句」とは、

1月7日 人日(じんじつ)=七草節句

3月3日 上巳(じょうし)=桃の節句

5月5日 端午(たんご)=菖蒲節句

7月7日 七夕(たなばた)

9月9日 重陽(ちょうよう)=菊の節句

の各日です。

We have five 節句s per year.

2. 情事OLの話。

日経に出ていたジュンク堂にお勤めの方のお話に触発されて買ってしまいました。

情事OL1984年

ロングマン現代英英辞典

丸の内オアゾが2周年フェアをやっていますが、丸善丸の内本店では、ロングマン現代英英辞典を定価3,885円のところ、1,050円で売っています。

お急ぎください。

かなり得した気分になったので、その勢いで同じくロングマンのポケットアクティベーターを買いました。

これは通読用です。

Longman Info Trail を利用した英語教育 (9/10 丸の内オアゾ セミナールーム)

参加してきました。

[要項より引用]

Longman Literacy Land のInfo Trail シリーズCDパックや、Story Street のCDパックを利用して

1)家庭での利用法

2)児童英語教室での利用法

3)小学校での利用法

4)中学生から大学生社会人での利用法

について、各分野の専門家が初めての人にも分かりやすく解説します。

講演者 宮下いづみ(Eunice English Tutoriial),小川隆夫(新曽小学校),古川昭夫(SEG)

[ここまで]

定員100名のセミナールームは予約で満員。参加者の多くは自宅や塾で英語を教えている先生方でした。

英語早期教育については慎重派の私の感想

(宮下さんに)

・確かに紹介されたテキストは幅広い分野を子供の興味が湧くように作られている。しかし、進むべき道は「日本語で同様の絵本/読本を作るべき」ということであり、それらを英語で読むということではないのではないか。Argument の練習が出来て良いというのはそれ通りであるが、それは国語の時間で対応すべきものである。

(小川さんに)

・「語学学習の本ではなく、楽しんで読む(Pleaseure Reading)を目指す本である」というのはそれで良いかも知れないが、その後に来る受験の事を考えると、「分からないところはどんどん飛ばして読む」という読み方だけでは受験には役に立たないのではないか。

(古川さんに)

東大英語の問題の語数が増えていることを理由に、時代は多読の時代と言っているが、仕事をするのに必要な読むスピード(分速400語以上)を考えるなら、東大入試の読解問題の語数は、4分30秒相当から8分相当に増えただけであり、120分の試験時間を考えると、大して増えたとも言えないのではないか。

・そもそも分からないことを気にしない多読を目指す中で、大学入試を引き合いに出すのはおかしい。

夏目漱石の言を借りて、多読を推薦するが、漱石は「ある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい」と言っているのであり、基礎がないままで多読に行くことを勧めているわけではない。

古川さんは高校生を指導していることもあるのか、多読一辺倒についてはやや留保している(受験を考えると危険だと考えている)のかも知れません。「理解度を下げて速く読むことも、理解度を上げてゆっくり読むのはどちらも重要」と、一部修正している感じでした。

私自身は、受験英語でしっかりと精読を身につけた後の多読でしたので、夏目漱石の言にはとても納得します。

他方、SSS多読が推奨しているのは、「楽しくペーパーバックを読む」ということであり、それ以上のものではありません。ですから、6割しか分からなくても気持ちよく読める人はいらっしゃいますし、それだけを信じて高校大学受験を行い、6割しか点数が取れずに不合格になったとしても、SSS多読を批判するのは筋違いということです。

そうであれば、学校での多読の採用については、工夫が必要でしょう。

中学高校であれば、途中で授業からの文法や語彙のインプットがあるので、微調整されていくのでしょうけれど。

このあたりについては、9/17に調布(つつじヶ丘)で行われるSSSの「多読受験は乗り切れる!?」という講演会で語られるのでしょう。

残念ながらこの日は別の予定があり参加できません。。。